認知症の排泄トラブル|リビングに広がった下痢…最初に起きた「Xデー」の話

リビングに広がった下痢 介護の日々のこと

祖母の排泄トラブルで、一番最初に「これはまずい」と思った出来事がありました。

リビングの床に広がっていた、下痢。

そのとき私は、何が起きたのかまったく理解できませんでした。

 

祖母の在宅介護は、第一子が生まれた2019年から。いまは子ども3人を育てながら続けています(要介護1→現在は要介護4)。看護師として、2013年から2026年3月まで総合病院で働いていました。この記事は、その体験をもとに書いています。
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最初に起きた出来事|大量の下痢失禁

当時はまだアパートで生活していた頃でした。

ある朝起きると、
リビングの床に下痢が広がっていました。

祖母はズボンもパンツも下ろした状態で、
その場にいたのを覚えています。

何が起きたのか。

どうしてこんな状態になっているのか。

状況を理解するまでに、少し時間がかかりました。

あとから、祖母が夜中に冷凍庫にあったアイスを5個すべて食べていたことに気づきました。

そのときは、アイスでお腹をこわし、トイレに間に合わなかったのだと思いました。

そして、汚れたあとに自分で着替えようとして、服を脱いだのだろう、と。

このときはまだ、便秘が関係しているとは考えていませんでした。

当時の様子を体験記の中にも書いています。
▶3|食べ続ける祖母と、止める私


新居でも続いた排泄トラブル

その後、新居に引っ越してからも、同じようなことがありました。

今度は、玄関に下痢が広がっていました。

そこからポタポタと汚れが続いており、
跡をたどると、汚れたリハビリパンツを手にした祖母が歩いていました。

「ゴミを捨てに行くんだ」

祖母はそう言っていました。

このような大量の便失禁は、少なくとも3回ありました。


泣くほどしんどかった

新居での下痢は引っ越しをしてまだ1ヶ月も経っていないときでした。
本当にショックでした。

0歳の子どもを連れて、泣きながらデッキブラシを買いに行き、
水を流して掃除しました。

片付けや掃除ももちろん大変でしたが、

それ以上に、

「また起きるかもしれない」

という不安がずっとありました。

夫と、こういう日のことを
「Xデー」と呼ぶようになっていました。

それくらい、強く印象に残る出来事でした。


なぜ起きたのか、あとから分かったこと

最初は、

「仕方ないこと」としか思えていませんでした。

でも振り返ると、

便秘で溜めていた状態から、
一気に崩れてしまい、
大量の下痢につながっていた可能性がありました。

「下痢をおさえる」のではなく、「そもそも崩れないようにする」。

排泄トラブルと向き合うなかで、
そういう考え方ができるようになったのは、
このXデーがあったからだと思っています。


排便コントロールに取り組みはじめた

こうした経験が続いたことで、排便のリズムを整えることを意識するようになりました。

生活の中でできることを少しずつ試していきました。

今でも完璧にはできていません。でも、Xデーのような出来事はあれ以来起きていません。

あの頃は、排泄トラブルは起きたら片づけるしかないと思っていました。

でも祖母の場合は、便をためこまないようにすることで、防げることもありました。

祖母が1日に何十回もトイレへ行っていたことと、便秘との関係については、こちらに書いています。
▶ 認知症でトイレに何度も行く原因は?便秘が関係していた実体験


 

「なめていた私のダブルケア」は
第一子出産後から始まった在宅介護と育児の記録(全13話完結)です。

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1|子どもが幸せでなくなるなら、介護はやらないと思っていた

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