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在宅介護のクッション活用術|褥瘡・拘縮・浮腫をまとめて防ぐポジショニングの考え方

介護
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寝たきりや車椅子の介護をしていると、気になることがいくつか出てきます。

床ずれ(褥瘡)はできていないか。
手足が固まってきていないか。
足がむくんでいないか。

実はこれら、全部
「同じ姿勢が長く続くこと」
が原因のひとつです。

クッションで姿勢を整えるだけで、まとめて対策できます。

この投稿では、同じように悩みを持つ介護者に向けて、
少しでも日々の介護が楽になるように我が家のクッション活用の方法をお伝えします。

なぜクッションが必要なのか|同じ姿勢が体に与える影響

動ける人は無意識に体を動かしています。
寝返り、足を組む、背伸びをする。
こういった何気ない動きが、体への負担を分散しています。

でも麻痺や筋力低下があると、自分では姿勢を変えられません。

同じ場所に圧力がかかり続けると褥瘡(床ずれ)になり、
筋肉や関節が縮んだまま固まると拘縮になり、
血液やリンパの流れが滞ると浮腫(むくみ)になる。

クッションで姿勢を整えるだけで、この3つをまとめて予防できます。


褥瘡(床ずれ)を防ぐクッションの使い方

褥瘡ができやすいのは、骨が出っ張っている場所です。
皮膚と骨の間に脂肪や筋肉が少なく、圧力が集中しやすいからです。

祖母の場合は麻痺している側の肘、背中の骨の出っ張り、かかとが特に心配です。
自分で体を動かせないため、同じ場所に体重がずっとかかり続けます。

対策は、圧を一か所に集中させないこと

横向きに寝るときは背中にクッションを入れて体を支え、肘やかかとは浮かせるようにします。
「一か所に重さを集めない」という意識で置き場所を決めると、判断しやすくなります。


拘縮を防ぐクッションの使い方

麻痺があると、筋肉は内側に縮もうとする性質があります。

祖母の場合、
右腕はぎゅっと体に引き寄せられ、
右手はグーの形に固まりやすく、
両脚は内側に向いてきます。
放っておくと、そのままの形で固まってしまいます。

クッションは「縮もうとする方向の逆に置く」のがポイントです。
腕と体の間に入れて脇を少し開く、
膝の間に挟んで脚が内側に倒れるのを防ぐ、
手の平には丸めたタオルを握ってもらう。

完璧な姿勢でなくても大丈夫です。

「ほんの少し隙間をつくる」だけで全然違います。

拘縮予防について詳しくはこちら
在宅介護で知っておきたい拘縮予防|実際にやっている工夫と対策


浮腫(むくみ)を軽減するクッションの使い方

祖母はデイサービスに通っています。

日中は車椅子に座っている時間が長いため、
家に帰る頃には両脚がパンパンに腫れています。

むくみの原因は、血液やリンパ液が重力で脚に溜まること

対策はシンプルで、「心臓より高い位置に脚を置く」だけです。

寝るときに足元にクッションを重ねて入れ、脚を少し高くする。
それだけで翌朝にはかなり改善しています。

夕方に帰宅したときと翌朝の脚を比べると、
むくみの差がはっきりわかります。


我が家で実際に使っているクッション

クッションはいろいろ調べました。

今使用しているクッションのよかった点をまとめると

  • パウダービーズが体の形に沿うので、骨の出っ張りがある部分にも自然にフィットする
  • やわらかくて当たりがやさしいので、麻痺側の皮膚が当たっても痛みが出にくい
  • サイズと形の種類が豊富で、膝の間・脇の下・足元など用途に合わせて選びやすい
  • 病院で使っているポジショニングクッションと比べると高価ではなく、在宅で気軽に揃えられる

最初は小さいサイズから試して、足りなければ足していく使い方がおすすめです。

我が家で実際に使っているクッションはこちら
赤ちゃんの柔肌のようなさわり心地のクッション

手の拘縮予防にはこちら

軽度な痙縮や拘縮症状のある方へ【リラックスハンドパッド】


まとめ|完璧にやらなくていい

褥瘡・拘縮・浮腫、全部対策しようとすると、大変に感じます。

でも全部に共通しているのは「姿勢を整えること」です。
クッション1個置くだけで、3つ同時に対策できることもあります。

毎日完璧にやらなくていい。
できる日に、できる範囲で。
それを続けることの方が、ずっと大事だと思っています。