育児と介護、自分がいなければこの命を守ることができない。
——ダブルケアをしている方なら、きっとこの責任感や忙しさを、わかってもらえると思います。
朝起きた瞬間から、やることのリストが頭の中に流れ始める。
おむつ交換、授乳、朝ごはん、着替えの声かけ、デイサービスの送り出し、保育園の送迎……。
「今日は平和に過ごせたな」と思える日は、正直あまりない。
でも、なんとか毎日回しています。
我が家は、3人の子ども(年長、年中、0歳児)と、要介護4の祖母(同居時は要介護1でした)、私、夫の6人家族です。
祖母の在宅介護は上の子が生後1ヶ月のころからはじまり、今は7年目になります。
この記事では、育児と介護を同時にこなすダブルケアラーの1日のスケジュールを公開します。
子ども3人の育児と在宅介護を両立している我が家のリアルなタイムスケジュールを、「うまくいったときの1日」を例にまとめました。
同じようにダブルケアで毎日を回している方や、これからダブルケアが始まる方の参考になれば嬉しいです。
私(ダブルケアラー)の1日のスケジュール
6:30 起床
自分の身支度をして、前日に回しておいた洗濯物を畳みます。
(畳むというか仕分けるに近いです。)
洗濯機はドラム式で乾燥までやってもらいます。
家事は全然できていません。時短できるものは全力で頼っています。
7:00 子どもたち起床・授乳
上の子どもたち2人に着替えの声かけ。
0歳児の保湿・着替え、授乳をします。
7:20 朝食準備
子どもたちがご飯を食べているなか、子どものヘアセットをしつつ自分もご飯を食べます。
7:30 祖母のおむつ交換・車椅子へ移乗(夫出勤)
ここからが1日の中でいちばん「重なる」瞬間です。
祖母のケアに集中しようとしたそのとき、0歳児が泣き出す。
デイサービスの迎えのチャイムが鳴った瞬間に「ママ〜!」と子どもに呼ばれる。
どっちを先にするか、毎朝選ばされる感じがしんどいです。
「全員に対応できない」という罪悪感は、ダブルケアをしている人なら誰もが感じることだと思います。
ただ、できるだけ子ども優先で対応しています。
子どもが幸せでなくなるなら介護はしない。というのが私の基準になっています。
上の子はちょっと繊細なところがあり、末っ子は手がかかる時期。
真ん中の子には我慢させてしまっている感はすごくあります。
毎日、本当に時間が足りません。
7:45 祖母の内服介助・食事介助
祖母の内服は全部朝にまとめてもらい、かつOD錠(口の中でラムネみたいに溶ける)にしてもらいました。
ごっくんしなくても舐めるだけで溶けるので、嚥下が心配な方にも投与が楽になります。
飲み込む力が弱くなってきた祖母には特に助かっています。
朝食はエンシュアとやわらかいパンが多いです。
エンシュアについてこちらの記事も読んでみてください
▶エンシュアが保険適用外になる?2026年6月改定で在宅介護に起きること
8:10 デイサービス送迎
祖母が出発したら、子どもたちの歯磨きと園の準備。
8:30 保育園へ送迎
9:00 0歳児と過ごす時間
唯一、末っ子とゆっくり過ごせる時間です。
3人目だからでしょうか。すごく可愛く感じます。
特に1人目は命を生かすことに必死で、ここまで子育てを「楽しい」「かわいい」と思えませんでした。
買い物や家事など、できる範囲で進めます。
夕食の準備もお昼寝している間などにやれる範囲でやります。
習い事のある日は15:00に迎えに行くなどさまざま。
16:00 保育園へお迎え
園庭で遊びたい!
とよく言われますが、「ばあちゃん帰ってくるから5分だけね。」と我慢させていると思います。
(代わりにショートステイを使うときは思いっきり遊んで帰ります。)
16:30 祖母帰宅
ワンオペの鬼門は夕方——食事とお風呂
夫が帰宅するのは19時ごろ。
祖母が帰ってくる16:30から夫が帰るまでの間のワンオペは、気合で乗り切っています。
17:00 夕食
祖母は歯がないので、基本的には夕食をつくってその中から食べれそうなものを食べてもらっています。
なので、祖母にとって食事が豪華な日と質素な日との差は大きいです。
末っ子の離乳食、祖母の介助(自分で食べれますが、こぼすので介助してしまうことの方が多いです)、上2人に食べるよう声かけ(すぐ遊びます…)
18:00 祖母をベッドに移乗する
18:10 入浴
0歳児の安全を守りながら、上2人と自分を洗う。
身体を拭いて、とりあえずオムツだけ履かせて…。
お風呂は1日の中でいちばん疲弊します。ラストスパートです。
19:00 夫帰宅
夫が帰ってきたら、まず祖母のおむつ交換をします。
おむつ交換は、特に排便のときは時間がかかるため、ワンオペ中に子どもたち(特に0歳児)を視界から外してしまうのが心配で、夫が帰ってからやることにしています。
夫との役割分担で決めているのが、後片付けをすべて夫に任せること。
キッチンリセットも、リビングのリセットも、全部夫担当です。
私は子どもたちと一緒に寝落ちしていい——そういう設計にしています。
ぐちゃぐちゃのまま寝ていいよ、と夫に言ってもらえることが、地味にいちばん助かっています。
もし、寝かしつけが終わって、自分も起きていたら自分の時間。
でも正直、起きられるのは3割くらいです。だいたい寝ています。それでいいと思っています。
20:00 片付け
保育園の片付けは自分でやってもらいます。
1分で終わることなのに10分以上かかります…。
部屋の片付けもやれる日は一緒にやりますが、遅くなる日は夫に任せます。
21:00 就寝
まだ、0歳児は朝までは寝ないので、夜中2〜3回授乳で起きます。
トイレに起きた子どもと一緒にトイレへ付き添ったり、ぐっすり眠れることはありません。
祖母の夜間対応は今はありません。
トイレ行くついでに、大丈夫かなと見る程度です。
ダブルケアの生活まとめ
ここまで紹介したスケジュールは、うまく回ったときの理想に近い1日です。
実際の生活は、もっとドタバタしています。
子どもたちは何度言っても着替えないし、ごはんもなかなか食べません。
さっきまで仲良く遊んでいたと思ったら、気づけば喧嘩しています。
0歳児は後追いが激しく、少し離れるだけで泣くこともあります。
祖母のおむつ交換など時間がかかるものは、
ワンオペ中にやると子どもたちを見えないので
夫が帰ってきてから、夫に子どもたちを見てもらって行うことが多いです。
排便時はさらに時間がかかるので大変です。
我が家では、少しでも負担を減らすために
時短できるものは積極的に取り入れるようにしています。
家事や育児、介護をすべてこなすのは難しいですが、
使えるものに頼りながら、なんとか毎日を回しています。
それでも続けてこられているのは、祖母と子どもたちが一緒にいる時間があるからかもしれません。
子どもたちが祖母の周りに集まって、キャッキャと笑っている瞬間——それが私の原動力になっています。
ダブルケアをしていると、「今日も〜ができなかった。」とできなかったことに目が行きがちになります。
でも、今日もみんな無事に生きることができた。
それで十分だと思っていますし、笑顔があれば花丸だと思っています。
同じように毎日を頑張っているダブルケアラーの方に、少しでも「自分だけじゃない」と思ってもらえたら嬉しいです。
ダブルケアを7年続けていて感じていることについてまとめました
▶ダブルケアとは?育児と介護が重なる生活を7年続けた体験談
ダブルケアが限界で手放したことについてはこちらを読んでみてください。
▶ダブルケアが限界だった私が手放してよかったこと6つ|育児と介護を両立する7年目のリアル
「なめていた私のダブルケア」は
第一子出産後から始まった在宅介護と育児の記録です。
▶︎ 最初から読む
1|子どもが幸せでなくなるなら、介護はやらないと思っていた
▶︎ シリーズ一覧はこちら
ダブルケア【体験記】
自分の時間を作るために、サービスを使用することも大切だと考えています。
▶24時間365日対応の介護保険外のオーダーメイド介護サービス【イチロウ】
![]()
![]()

