PR

「大丈夫?」と言われて、泣いてしまった日|育休復帰前の電話

育休復帰前の電話 大丈夫?と言われて泣いた日 ダブルケア
記事内に広告が含まれています。

「それより、あなた大丈夫?」

その一言で、涙が出てきた。スマホを持ちながら、止まらなかった。

 

※この記事は、子ども3人の育児と祖母の在宅介護(要介護1→現在要介護4)を7年以上続けている筆者(ゆん)の体験をもとに書いています。
筆者(ゆん)プロフィールはこちら▶プロフィール

第一子が生まれて、10ヶ月ほど経った頃の話です。

育休は1年の予定だったので、そろそろ職場に連絡をしないといけない時期でした。

もともと祖母は一人暮らしをしていたし、

デイサービスに行って帰ってくる、という生活ができると思っていました。


でも実際は、全然そうじゃなかった。

徘徊があって、新築の家に一人でいさせるのが怖い。

鍵を持たせるのも不安。夜勤もある。

どうすればいいんだろう——そんな気持ちを抱えたまま、スマホで職場に電話をかけました。

とりあえず、現状を伝えようと思って。

時短勤務にしてもらって、
デイサービスの送迎の時間には家にいられるようにしたい。

できれば外来勤務にしてもらえないか。

夜勤は、どうすればいいのか。


看護部長と直接話すのは、ほとんど初めてでした。

「厳しい人」という印象だけがあって、少し緊張しながら電話をし、

なんとか状況を伝えました。

看護部長からは、

時短勤務は可能なこと。
外来への異動も調整できること。

ただ、夜勤は完全には免除できず、
月に1〜2回は必要になることを伝えられました。

そして、話が一段落したあとに——

「それより、あなた大丈夫?」

と声をかけられました。

その瞬間、涙が出てきました。

腕の中で眠っている子どもを抱きかかえたまま、スマホを耳に当てて、泣いていました。

自分でも、なぜか分からなかった。悲しいわけじゃない。

でも、止まりませんでした。

「おばあちゃんの人生も大切かもしれないけど、
あなたはあなたの人生を大切にしなさい」

「子どももいるんだからね」

正直、この言葉はすぐには入ってきませんでした。

祖母の家を建て替えたこともあって、

祖母の生活は守らないといけない。介護は私がやるべきことだ、とずっと思っていました。

でも、じわっと——

「私、けっこうがんばってるよね」

って、思えた。

無理していたのかどうかは、正直よく分かりません。

でも、

がんばっていることを誰かに認めてもらえたことが、

すごく嬉しかったのを覚えています。


それまでは、夫と2人で、なんとかやるしかないと思っていました。

でも、

誰かに「大丈夫?」と言ってもらえて、
少し肩の力が抜けた気がしました。

そこから、

少し手を抜いてもいいかもしれない、
と思うようになりました。

ショートステイを使ってみようと思えたのも、
その頃からです。

全部を抱え込まなくてもいい、と思えたのは、あの電話があったからだと思います。

「大丈夫?」

たった一言で、人はこんなに変われるんだと思いました。


もし今、ひとりで抱え込んでいるなら——

「助けを求めること」も、大切なケアのひとつです。手を抜くのは逃げじゃない。

あなたが長く続けるための、立派な選択だと思います。

「手を借りること」を考え始めたあの頃、こんなサービスを知っていたら、もっと早く使っていたと思います。
介護保険の枠を超えて、必要なときに必要なだけ頼めるオーダーメイドの介護サービス。
まずは相談だけでも。
24時間365日対応の介護保険外のオーダーメイド介護サービス【イチロウ】

「なめていた私のダブルケア」は
第一子出産後から始まった在宅介護と育児の記録です。

▶︎ 最初から読む
1|子どもが幸せでなくなるなら、介護はやらないと思っていた

▶︎ シリーズ一覧はこちら
ダブルケア【体験記】