祖母に障害者手帳を取得したら、医療費が無料になった話

障害者手帳でできること 介護

障害者手帳を取得してから、祖母にかかる医療費が無料になりました。

もっと早く取得すればよかった。
知らなかった期間が、もったいなかったと思っています。

ただ、取得して初めて感じた感情もあります。
便利になった分だけ、複雑な気持ちも生まれました。

同じように、家族の介護をされている方に向けて記載しました。


障害者手帳取得のきっかけは「介護用の車が欲しい」だった

足腰が弱くなった祖母を自分の車に乗せて病院へ連れていく。
それだけのことが、毎回一苦労でした。

脚が車のステップまで上がらない。
介助で車椅子から車へ移乗して、お尻をしっかり奥へ座らせる。
腰が砕けそうな思いをしながら移乗介助していました。

そこで思いました。「介護用の車が欲しい。」

車椅子でそのまま車に乗せたい。

試しに、介護用の車をディーラーへ見に行くと、
障害者手帳があると助成が受けられることを教えてもらいました。

「障害者手帳って、うちの祖母でも取れるのかな?」

そこで、主治医に相談してみることにしました。


申請の流れ

  1. 主治医に相談・診断書を書いてもらう
    まず主治医に相談します。
    リハビリの先生にも見ていただきました。
    診断書の作成には数千円の費用がかかることが多いです。
    祖母の場合は3,000円ほどかかりました。
  2. 市区町村の窓口に申請する
    診断書と必要書類を持って、市区町村の障害福祉担当窓口に提出します。

【必要書類の目安】
・申請書
・診断書(指定の様式)
・写真(スマホで撮影してコンビニで印刷しました)
・印鑑
・マイナンバーカードまたは本人確認書類

  1. 審査・交付
    都道府県の審査が入ります。
    申請から交付まで、1〜3ヶ月程度かかることが多いです。

障害者手帳を取得できた理由

申請してみたら、障害者手帳を取得することができました。
ケアマネさんも「取れたんですね」と驚いていました。

ケアマネさんが言うには、老化によるADL低下だけでは取得が難しいケースが多いそうです。
祖母の場合は、同居を始めるよりずっと前に脳梗塞を経験していました。
その既往があったことが、認定につながったのだと思っています。

「うちは無理だろう」と思って諦めている方も、
一度、主治医やケアマネに相談してみることをおすすめします。
取れるかどうかは個人の状況によるので保証はできませんが、
相談してみる価値はあると思っています。


取得して変わったこと

「いいのかな?」と思うくらい、手帳一枚でこんなにも変わりました。

医療費・薬代が無料になった

これが一番大きな変化です。毎月かかっていた医療費と薬代が無料になりました。

NHK受信料が無料になった

書類を提出することで、無料になりました。

自動車税が無料になった

条件を満たした場合に、自動車税が減免されます。

祖母の名義の車で、祖母の移動のための車ということで無料になりました。

高速道路料金が割引になった

祖母が同乗している場合、高速道路料金が割引になるそうです。(使用したことはありませんが。)


※受けられる割引や免除は、手帳の等級や種別、お住まいの自治体によって異なります。詳しくは各窓口で確認してください。


正直に言うと、罪悪感もある

基本的には取得して良かった、と思っています。
でも同時に、複雑な気持ちもあります。

病院へ行っても、薬局へ行ってもお会計がありません。
医療費が無料になってから、謎の罪悪感を感じるようになりました。

「無駄な受診をしていないか。」
「この薬、本当に必要なのか。」

保湿剤を処方してもらうとき、毎回「いりますか?」と聞かれると、
なんだかいけないことをしているような気持ちになります。
少しでも払いたい、と思うときもあります。

子どもの医療費も助成されて無料なので、同じなのかもしれません。

ただ、祖母は少しでも負担するべきではないのか?と思うこともあります。

でも、申請して、審査を通って、手帳をもらいました。
使っていい制度です。

そう自分に言い聞かせながら、今も使っています。


まとめ|まずは一言、聞いてみてください

もっと早く知りたかった、というのが正直な気持ちです。

「障害者手帳を申請しましょう」と積極的に教えてくれる人は、なかなかいません。
自分で調べて、自分で動かないと情報が入ってこないのが現状です。

繰り返しになりますが、「誰でも取れる」わけではありません。
取得できるかどうかは、個人の状況によります。

でも、相談してみる価値はあると思います。

まずはケアマネさんや主治医に
「障害者手帳の申請はできますか?」と一言、聞いてみてください。