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在宅介護の熱中症対策|脱水で祖母が転倒・骨折した私の失敗と、今やっていること

祖母を脱水にさせた私 介護
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祖母が救急車で運ばれたとき、医師に言われた言葉が忘れられません。

「かなり脱水しているようです。」

水分を減らしていたのは、私でした。

悪意があったわけではありません。
でも結果として、祖母を脱水にさせてしまった。

この記事では、私が経験した失敗と、それ以降に気をつけていることをまとめています。
在宅介護をしている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。


なぜ脱水になったのか|デイサービスの水分が「落とし穴」になった

デイサービスでは水分をしっかりとらせてもらっていた

夏の時期、デイサービスでは熱中症予防のために積極的に水分をとらせてもらえます。
それ自体はとてもありがたいことです。

ただ、祖母には一つ特徴がありました。

座っているときはほとんど排尿がなく、横になると尿がたくさん出るタイプだったんです。

デイサービスから帰宅後、「○時以降、排尿がありませんでした」と報告をもらう日は、
ほぼ確実に夜間の尿量がとても多くなります。

夜中にオムツからあふれてしまい、シーツ交換+全身着替えになることが何度もありました。

「デイで飲んでるから、家ではいいか」

いつの間にか、こう考えるようになっていました。

  • デイサービスで水分をとってきているから、家ではそんなにいらないだろう
  • お茶を出しても、そんなに飲まないし
  • 夜中のオムツ漏れは大変だし…

こうして、デイサービスがお休みの日の水分が、少しずつ少なくなっていきました。


脱水→転倒→骨折。救急車を呼んだ日のこと

ある日、祖母が転倒しました。

救急車で病院に運ばれ、言われたのが冒頭のひとことです。

脱水でふらついて、転倒してしまったんだと思いました。

水分を減らしていたのは、私の判断でした。

この経験から、熱中症・脱水への意識が大きく変わりました。

こんなサインに気づいたら脱水かも

  • 口の中が乾いている・ねばねばする
  • 皮膚をつまんでも、すぐ戻らない
  • 尿の色が濃い・量がいつもより少ない
  • 元気がない、ぼーっとしている
  • めまいや立ちくらみがある

気になるサインがあれば、まず水分補給を。改善しない場合は医療機関へ。


それ以降、うちで続けていること

① 1日コップ6杯(約1L)を目標にする

飲み物だけで1日1Lを目標にしています。コップ6杯が目安です。

食事からも水分はとれるので、飲み物だけで完璧に補おうとしなくて大丈夫です。
ただ、意識しないとあっという間に少なくなるので、「今日何杯飲んだか」を大まかに頭に入れるようにしています。

のどが渇いても自分から言えない人でも、定期的にコップを渡すことが大切だと感じています。

② 冷房は28度・24時間つけっぱなし

うちでは5月から冷房を24時間つけっぱなしにしています。

「デイサービスの間は消す」「夜は切る」という選択肢もあります。
でも、育児も家のことも同時進行しているダブルケアの生活の中で、祖母の部屋の冷房管理がプチストレスになってしまいました。

「考えなくていい」ことにしたら、それだけで気持ちが楽になりました。

設定は28度・弱運転。
電気代はかかりますが、救急車を呼ぶよりずっといいと思っています。


うちで実際に飲んでくれた飲み物

ポカリスエット

電解質が補えて、熱中症予防に向いています。
うちでは薄めずそのまま渡しています(祖母は糖尿病などがないため)。
糖分が気になる場合は薄めても大丈夫です。

もともと「甘いものはいらない」という人でしたが、今はよく飲んでくれます。
飲んでいる顔を見ると、本当は甘いもの好きだったんじゃないかなと思っています。

エンシュア・お茶

今はエンシュアとお茶がメインです。
エンシュアは栄養も同時にとれるので、水分補給と栄養補給を兼ねられるのが助かっています。

お茶は利尿作用があるので、頼りすぎには注意が必要です。

とろみ剤

嚥下(飲み込む力)が落ちてきたとき、水やお茶にとろみをつけて渡していました。
とろみがあるとむせにくくなり、誤嚥予防にもなります。

▶トロミアップ
水分に溶けやすく、個包装になっているので分量調整がしやすくて便利です。

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エンシュアゼリー

さらに飲み込みが難しくなってきたときは、エンシュアをゼリー状にして出していました。
スプーンで食べられるので、飲む動作が難しくなってきた方にも対応できます。

▶クックゼラチン
50mlくらいのお湯にゼラチンを溶かして、エンシュア1缶に混ぜます。
よく混ぜないと、固まらないので注意です。
ゼリーにするとツルッと入るので夏バテで食欲が落ちる時期の栄養補給にもおすすめです。

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まとめ|「飲んでいるはず」が一番危ない

在宅介護での熱中症・脱水は、「ちゃんとやっているつもり」の判断の積み重ねで起きます。

私がそうでした。

  • デイで飲んでいるから大丈夫
  • お茶を出しているから大丈夫
  • 涼しい部屋にいるから大丈夫

こうした「はず」が重なったとき、脱水は静かに進みます。

のどが渇いても訴えられない人を介護しているからこそ、意識して水分を届けることが必要だと、骨折した祖母を前に強く感じました。

今日も、コップ一杯渡すところから。
暑い夏を乗り越えましょう。


小1・年長・1歳の3児のママ
祖母の在宅介護(要介護1→現在要介護4)を7年続けています。

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