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動ける認知症が一番つらかった|在宅介護でしんどかった時期の話

動ける認知症 一番辛かった 介護
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「正直、
おむつ交換よりもしんどかったです。」

動ける認知症の時期。

今は介助量は増えましたが、
あの頃のほうが、ずっとつらかった。

これは、実際に一緒に暮らして初めて分かったことです。

 

※この記事は、育児と祖母の在宅介護を7年以上続けている筆者の体験をもとに書いています。
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最初は「軽い認知症」だと思っていた

看護師として働いていると、認知症についてはなんとなく分かっているつもりでした。

認知症のある高齢患者さんは確かに大変です。
点滴は抜かれるし、安静と言っても歩いてしまう。

でも同時に、

  • 日常生活リズムを崩さない
  • できることは任せる
  • 安心できる声かけをする

そんな「穏やかな関わり方」も分かっているつもりでした。

祖母は会話も成立していたし、一人暮らしもできていました。

どちらかというと口数は少なく、
テレビを静かに座って見ているような人で、

「ちょこんと座っている、かわいいおばあちゃん」

そんなふうに思っていました。

正直、なめていました。

「祖母なら大丈夫、私なら大丈夫」だと、どこかで思っていました。


実際に生活してみて見えてくるもの

同居前から、少し引っかかる部分はありました。

「環境が変わると混乱するかもしれない」

その予感は、見事に当たりました。

  • デイサービスはまだか?
  • 今日は何月何日だ?

同じ質問を、何度も何度も繰り返します。

1分も経たないうちに、また同じことを聞かれる。

「さっき答えたばかりなのに」

その感覚が、何度も何度も続きます。

1日に何十回も同じやり取りをしていると、
少しずつ余裕が削られていきました。

ここまで短期記憶が弱くなっていたのかと、正直驚きました。


一番きつかった理由|休めない

仕事では気にならなかった「同じ質問の繰り返し」
仕事なら、勤務時間が終われば終わりがあります。

でも家では終わりがありません。
ずっと続きます。

これが、想像以上にストレスでした。

さらに当時は、初めての育児で、

「こうするべき」というルールが自分の中に強くありました。

「泣いたらすぐ抱っこ」

「笑顔でちゃんとやらなきゃ」

今なら、
「ちょっと待っててね」と言えますが、
当時はそれができませんでした。

気づけば

  • トイレに行けない
  • ごはんを食べられない
  • 歯磨きもできない

そんな日々でした。

宅配食を利用していましたが、食べる時間がない日もありました。
それでも、「食べるものを準備しなくていい」というだけで、本当に助かりました。

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子育てと介護とのダブルでつらかったこと

育児と介護が重なると、
休む時間がほとんどありません。

夜泣きと、認知症による不穏や行動。

昼も夜も関係なく、対応が続きます。

子どもが泣いていて抱っこしようとすると、
「デイサービスはまだか」と声がかかる。
どちらに対応しているときも、頭の中にはもう一方のことがある。
処理しきれないまま、次々とやってくる。

気づいたら、頭がパンパンになっていました。


産後メンタルと介護の相性の悪さ

もうひとつ大きかったのが、
産後のメンタルの変化でした。

祖母の

  • トイレットペーパーの使用量が少ない
  • 手洗いが不十分

そういったことが気になるようになり、

「祖母=汚いもの」と感じてしまうこともありました。

  • 子どもを近づけない
  • 触ったものを消毒する

いわゆる「ガルガル期」だったと思います。

高校の先生に
「点滴と間違えて牛乳入れるなよ」
と言われるくらいには適当な人間でした。

そんな自分が、ここまで神経質になるとは思っていませんでした。

このときの気持ちは別記事に詳しく書いています。
祖母を「汚い」と思ってしまった私|産後メンタルと在宅介護で悩んだ気持ち


今だから思うこと

今は介助量は増えています。

おむつ交換や移乗など、
身体的な負担は確実に増えました。

それでも、

今のほうが楽です。

あの頃のほうが、
ずっとしんどかった。

身体が大変になっても、気持ちが穏やかでいられる時期があります。
逆に、身体はまだ動けるのに、精神的にじりじりと削られていく時期もあります。

介護の大変さは、介助量だけでは測れないと、今は思います。


育児・介護をしている|同じ状況の人へ

もし今、同じような状況にいる人がいたら。

あの頃の自分に言えるとしたら、「もっと手を抜いていい」と伝えたいです。

食事を外注していい。
介護だって、誰かに頼っていい。

介護保険外で必要なときだけスポットで頼めるイチロウというサービスがあります。「施設に預ける」ではなく「今日だけ少し離れる」という使い方ができる。そういう選択肢を、あの頃の私は知りませんでした。
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完璧にやろうとしなくていい。
それだけで、少し楽になれたかもしれません。

つらいと感じるのは、普通のことです。

今の状況は、ずっと続くわけではありません。

そう思えなかった時期もありましたが、ちゃんと変わっていきました。


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