「また漏れてた…」
朝、祖母の部屋に入ると、シーツが濡れていることがありました。
夜の間、私は休んでいます。だから気づくのは朝。
そのたびに、シーツを替えて、身体を拭いて、着替えさせて、洗濯機を回して——
朝からその作業をするのは、思った以上に体力を消耗しました。
看護師として病院でオムツ交換を何百回とやってきたのに、
在宅の夜間ではうまくいかなくて。
病院でやっていた方法は、数時間ごとに交換することが前提でした。
でも自宅では、夜の間は替えられない。
朝まで耐えてもらう必要がある。
試行錯誤を重ねてたどり着いた「朝まで漏れない当て方」を、今日はそのままお伝えします。
使っている開きオムツとパッド

まず私が使っているのはこちらの2点です。
・アテント 背モレ・横モレも防ぐテープ式
・アテント 夜1枚安心パッド 6回吸収
組み合わせが大事なので、パッドだけ変えるのではなくセットで使うことをおすすめします。
これは「正しい方法」ではありません
最初に正直に言っておきます。
看護師として学んだオムツの当て方とは、少し違います。
教科書通りにやれば、パッドはしっかり広げて当てる。それが正解です。
でもそれは、数時間おきに交換する前提の話。
在宅の夜間介護では、そうはいかない。
だから私のやり方は
「パッドが尿で満々になることを前提に、開き型オムツまでで止める」という発想です。
STEP 1|パッドをじゃばら折りにする
パッドを広げたまま使わず、山折り・谷折りを繰り返してじゃばら状にします。
じゃばらにすることで、尿が一か所に集まらず広い面積で少しずつ吸収されます。
満タンになるまでの時間が稼げる。それが目的です。

STEP 2|お尻からおまたに当てる(おまた多めに)
じゃばらにしたパッドを、お尻側からおまたに向けてあてます。
ポイントはおまた側を多めにすること。
尿はおまたから出るので、前側に余裕を持たせておくと吸収が追いつきやすくなります。

STEP 3|パッドの端を開き型オムツの面の内側に収める
これが一番大事なポイントです。
パッドの端が、開き型オムツの面からはみ出さないようにしっかり収める。
なぜかというと——
パッドが尿で満タンになると、今度は開きオムツが受け止める流れになります。
でもパッドの端がはみ出していると、尿が開きオムツに届かずそのまま横に流れて漏れてしまうんです。
脚の付け根や背中からの尿もれが、特に多いです。
内側にきちんと収まっていれば、パッドから溢れた尿を開き型オムツがしっかり受け止めてくれます。

交換のときの重要ポイント|先にパッドを当ててから横を向ける
交換中におしっこが出ることがよくあります。
横を向けると腹圧がかかって、おしっこが出やすくなるからです。
だから「横を向けてから交換」の順番だと、途中でおしっこが出てシーツや服まで汚れることがある。
正しい順番はこうです。
新しいパッドをじゃばらにしておまたに先に当て込んでから、横を向ける。
こうしておけば、横を向けた拍子におしっこが出ても、
新しいパッドがそのまま受け止めてくれます。
この当て方に変えてから、朝に「また漏れてた」という日がぐっと減りました。
完璧ではないけれど、それで十分だと思っています。
在宅介護では「続けられること」が何より大事だから。
こんな経験を何度も繰り返しながら、私なりの方法をつくってきました。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
夜間の介護を誰かに頼るという選択肢も、ぜひ考えてみてください。

