あの頃の話をします。
第一子が産まれて、里帰りはしませんでした。
ワンオペで、初めての育児。
そして産後1ヶ月後、祖母(当時要介護1)との同居と在宅介護がスタートしました。
食事を作る余裕は、ゼロでした。
あの頃、私は誰とも話せていなかった
アパートに引っ越してきたばかりで、近所に知り合いは誰もいませんでした。
赤ちゃんとは会話ができない。
祖母とは話しても、すぐ忘れてしまう。
夫は仕事に行っている。
ふと気づくと、丸一日、誰とも話していない日がありました。
ワタミの宅食を選んだ理由
家族みんなの食事がまとめて解決した
当時頼んでいたのは、2種類4人前です。
- 祖母用:まごころ手鞠(夕食)
- 夫用:まごころおかず(夕食)
- 自分用:まごころ手鞠(昼食)+まごころおかず(夕食)
ご飯とセットのものもあるのですが、
我が家はおかずだけ届けてもらって、ご飯は自分で炊きました。
余裕がある日は汁物だけ作ったりもしました。
毎日届けてくれる人がいた
ワタミの宅食は、毎日同じ人が届けてくれます。
子育て経験がありそうな、おばちゃん(おねえさん、というべきか)でした。
「大変だね。」
「今日もあついね。」
「赤ちゃんかわいいね。」
たったそれだけです。
でも、その声かけが、すごく救われました。
誰とも話せていなかった日々の中で、ドアを開けたときのその一言が、どれだけありがたかったか。
宅配食を選ぶ理由として「栄養バランス」とか「コスパ」とか、そういうことを言う人は多いと思います。でも私にとっては、毎日来てくれる人がいるということ自体が、意味を持っていました。
冷凍にはない美味しさがある
冷凍の宅配食とは、また違う美味しさがあります。
作り置きのような、温かみのある味です。
栄養バランスも整っているので、何も考えなくていいのが助かりました。
余裕がないときほど「これでいい」と思える安心感がありました。
ちなみに夫は幼少期に宅配食を食べていた時期があったそうで、「なんか懐かしい」と言っていました。あまりいい思い出ではなかったようですが、受け入れてくれました。ありがとう、と今でも思います。
やめた理由も正直に書きます
5ヶ月ほど経つと、少しずつ余裕が出てきました。
友達とランチに行きたい。
久しぶりに自分でご飯を作りたい。
そういう気持ちが出てきたのは、余裕が戻ってきたサインだったと思います。
ただ、外食をしたり、自分でご飯を作ると、届くおかずが余ってしまいます。
ちょっとずつ勿体なく感じてしまい、アパートから新居へ引っ越すことも重なって、利用することをやめました。
ワタミの宅食をやめたあとは、冷凍の宅配食に移行しました。
冷凍なら届く時間を気にしなくていいし、食べたいときだけ使えるので、そのときの生活には合っていました。
こういう人に向いている
- 産後すぐで余裕がない人
- 介護と育児が重なっていて食事の準備が難しい人
- 家族それぞれに合った食事が必要な人
- 毎日誰かが来てくれることに安心感を感じる人
こういう人には向かないかもしれない
- 届く時間に合わせるのが難しい人
- 外出が多くて受け取れない日が多い人
- 冷凍でストックしておきたい人
まとめ|余裕がない時期にこそ、意味があった
介護も育児も、自分が元気でいることが前提です。
でも、余裕がないときに「自分のために」と思えないこともあります。
そういうときでも、「家族のご飯のために」という理由で頼り始めていい。
それがいつの間にか、自分を支えることにもなっていきます。
あの頃の私に、ワタミの宅食は食事以上のものをくれていた気がします。
