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高齢者の耳が遠いのは耳垢が原因かも|在宅介護で気づいた耳のケア

耳が遠いのではなく耳垢が詰まっただけだった 健康・医療
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ばあちゃんに話しかけても返事がない。
テレビの音をどんどん上げていく。

「歳をとって耳が遠くなったんだな」

そう思って、ずっと放っていました。

でもある日、はじめて子どもを耳鼻科に連れていったとき、先生に言われました。

「お子さん、耳垢がかなりたまっていますよ」

そのとき、ふと「もしかして、ばあちゃんも?」と思いました。

連れていってみたら、予想のはるか上をいく量の耳垢が出てきたのです。

耳が遠かったのではなく、耳垢が詰まっていただけでした。

在宅介護をしている方に向けて、同じことに気づいてほしくて、この記事を書きます。


耳が遠いと思っていたら耳垢が原因だった

気づいたきっかけ

同居してから、ばあちゃんのテレビの音量がどんどん上がっていった。

こちらが話しかけても聞こえていないことが多く、「歳だから仕方ない」と思っていた。

転機になったのは、子どもを耳鼻科に連れていったとき。
耳垢がたまっていると言われてびっくりした。

そこではじめて思った。「ばあちゃんの耳垢、確認したことあったっけ?」

正直に言うと、一度も確認したことがありませんでした。

(看護師なのに…全く気が付きませんでした。)

耳鼻科に連れていったら…

恐る恐る耳鼻科に連れていくと、先生が処置をはじめてすぐに言った。

「これは…すごいですね」

耳栓をしているレベルの耳垢が詰まっていました。

スポンと大きい栓がとれて、見ていて気持ちがいいくらいでした。
(あの量の耳垢は今後見ることはないでしょう。笑)

耳垢栓塞(じこうせんそく)と呼ばれる状態で、耳垢が硬くなって耳の中をふさいでいました。

処置後は別人のようによく聞こえるように。
テレビの音量は以前より格段に下がり、会話も少しずつしやすくなった。
多少の難聴は残っているものの、当初と比べると雲泥の差でした。

耳垢と難聴・認知症の関係

実は、耳垢が難聴だけでなく認知機能にも影響することが研究で明らかになっています。

在宅介護をしていると、耳のケアはついつい後回しになりがちです。
でも耳垢が原因で聞こえが悪くなり、それが認知機能にも影響しているとしたら、放っておくわけにはいきません。


高齢者の耳掃除は自分でやるのが難しい

高齢者の耳掃除を自宅でやろうとすると、なかなか難しいのが現実です。

認知症がある場合は、じっとしていられなかったり、痛みを訴えたりすることもあります。
耳垢が硬くなっていると綿棒ではとれないことも多く、無理に取ろうとすると外耳炎になるリスクもあります。

実際、私が祖母の耳掃除をしていると、よく「痛い」と怒られたものです。

それに、在宅介護をしながら毎日のケアをこなしている中で、
耳の掃除まで手が回りません。

だからこそ、定期的に耳鼻科に行くのがおすすめです。

耳鼻科では専用の器具を使って安全に耳垢を取り除いてもらえます。

痛みもほとんどなく、数分で終わります。「何ヶ月に一度行けばいいか」は個人差がありますが、半年に一度を目安に連れていくと安心です。


それでも聞こえが気になるなら集音器という選択肢

耳垢を取り除いても、加齢による難聴が残ることがあります。

難聴が気になる場合、まずは耳鼻科で聴力検査を受けることをおすすめします。

その上で、日常生活をより快適にするための道具として「補聴器」や「集音器」という選択肢があります。

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まとめ

「耳が遠い」と思ったら、まず耳垢を疑ってみてください。

・耳垢がたまると聴力が低下し、認知機能にも影響する
・高齢者の耳掃除は自宅では難しいので耳鼻科へ
・半年に一度を目安に定期的に診てもらうと安心
・難聴が残る場合は「補聴器」や「集音器」という選択肢もある

在宅介護をしていると、目の前のことで手一杯になりがちです。
でも耳のケアをすることで、本人だけでなく、介護者のストレスも軽減することができるかもしれません。

ぜひ一度、耳の状態を確認してみてください。