「在宅介護って実際いくらかかるんだろう?」
これから介護をする人も、今現在介護をしている人も、
一度は不安になる「お金」のこと。
そこで、今回は要介護4の祖母を在宅介護している我が家の、
ある1ヶ月の費用を、請求書を見ながらまとめました。
前提|我が家の介護状況
我が家の状況
・2019年〜祖母と同居開始(要介護1)。加齢とともに少しずつ動きが低下
・2024年に身体障害者手帳を取得
・約1年前(2025年)に2度目の脳梗塞をし、右半身に麻痺が残る
・現在は要介護4
・筆者は元看護師(2026年退職)。3人の子どもを育てながらのダブルケア
・介護保険の自己負担は1割/祖母とは世帯分離していて、住民税非課税世帯
利用しているサービス
少し前まで働いていたことと、
現在は一番下の子が1歳で手がかかることもあり、サービスは結構利用させてもらっています。
デイサービス
週5日利用しています。内3回は入浴あり。送迎あり。昼食ありです。
ショートステイ
息抜きとして、月に1回、1週間(6泊7日)で利用しています。送迎あり。ランドリー利用。
訪問診療
通院が難しくなり、月2回訪問診療をお願いしています。
福祉用具レンタル
祖母の状態によってレンタルするものは若干変わりますが、現時点では
車椅子、車椅子のクッション、介護用ベッド、エアマット、ベッド用の柵、スロープ2つ
をレンタルしています。
1ヶ月の介護費用の内訳
| デイサービス(15回・8回入浴) | 27,225円 |
| ショートステイ(6泊7日) | 35,316円 |
| 福祉用具レンタル一式 | 3,840円 |
| 訪問診療(居宅療養管理指導) | 598円(医療費0円) |
| 処方薬 | 0円 |
| 消耗品(オムツ、おしりふき、手袋など) | 8670円 |
合計…75,649円
福祉用具レンタルの安さ
介護をはじめて一番驚いたことが、福祉用具レンタルの安さです。
我が家では、車椅子、車椅子のクッション、介護用ベッド、エアマット、ベッド用の柵、スロープ2つ
と、これだけそろって3,840円/月です。
◯年以上使うなら買ったほうが…と介護当初は考えたこともありましたが、
歩き回るときから、転倒が続く→トイレが難しい→車椅子が必要→車椅子移乗も全介助
など、祖母の動きの状況は年単位で変わっていくので、レンタルでその時々に合った福祉用具を利用することは理にかなっていると思います。
我が家で使っているエアマットについてまとめています。
▶脳梗塞後にエアマットに替えた話|背中の赤みが消えた【介護保険レンタル】
高額介護サービス費で、12,787円戻ってきた
1ヶ月で75,649円支払いしましたが、
このうち、介護保険を利用した介護サービスには「利用上限」があります。
自己負担の割合(1割・2割・3割)がどう決まるかは、毎年7月に届く「負担割合証」で確認できます。
▶介護保険負担割合証とは?7月に届いたら確認すること3つ
月額上限の目安
住民税課税世帯(一般)… 44,400円
住民税非課税世帯 … 24,600円
非課税+年金収入等80万円以下… 15,000円
世帯を分離することで、祖母は非課税世帯になるので上限が低く、
申請することで、「介護保険高額介護サービス費支給決定通知書」が届き、
介護保険での支払額(27,787円)−15,000円=12,787円が戻ってきました。
なので、実質負担額は
75,649円−12,787円=62,862円 です。
※注意
介護保険での支払いが対象です。
デイサービスやショートステイの食事代や宿泊費、雑費などは対象外です。
身体障害者手帳で、診療・処方薬が0円
車での移動が大変になり、介護用の車を検討していたとき、
ディーラーさんに「障害者手帳を取得してはどうか」と勧められました。
主治医に相談してみると、過去の脳梗塞による後遺症で対象となり、
2024年に身体障害者手帳を取得。医療費・処方薬の自己負担が0割になりました。
正直、車のことがなければ申請していませんでした。
「もっと早く知っていれば」と感じた制度のひとつです。
障害者手帳の取得についてはこちらにまとめています。
▶祖母に障害者手帳を取得したら、医療費が無料になった話
その他の費用
上記の内訳には載っていない費用もあります。
・シーツや服などの買い替え、コインランドリー代などの雑費
→ある月にまとめてかかるので、今回の内訳には載せていません。
・食費、水道光熱費
→家族全体として管理しているので、祖母の分としては把握してません。
まとめ|制度を知っているかで負担は変わる
我が家の在宅介護費用は、1ヶ月およそ6.3万円でした。
ポイントとしては、
・高額介護サービス費として、12,787円戻ってきたこと。
・障害者手帳で医療費・処方の自己負担が0割になったこと。
・世帯分離で、非課税世帯になっていること。
もし、これらの制度を知らなかったら、負担はさらに大きくなっていたはずです。
ダブルケアをしていて、育児よりも介護は制度が整っているという印象が強いです。
たくさん制度があって、調べるのは大変ですが、知ることの大切さを日々実感しています。
この記録が、介護をしている方の参考になれば嬉しいです。
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