結論から書きます。
もっと早く訪問診療に切り替えたらよかった、と思っています。
祖母が訪問診療を使いはじめたのは、2度目の脳梗塞で入院したあと、2025年9月からです。
それまでは、3ヶ月に1回、総合病院に通っていました。
▶プロフィール
訪問診療とは|往診との違い
訪問診療は、通院が難しい人のところに、医師が計画的・定期的に訪問して診察するものです。
体調が悪くなったときに、家族からの依頼を受けて医師が来てくれる「往診」とは別のものです。祖母の場合も、具合が悪いときだけ来てもらうのではなく、決められた日に医師が来てくれます。
急に具合が悪くなったときの連絡方法や、往診に対応してもらえる時間帯は、医療機関によって違います。契約するときに確認しておくと安心です。
通っていた頃|朝から昼前まで、まる半日
総合病院の循環器内科で、採血と心電図と診察。3ヶ月に1回のペースでした。
病院までは車で20分ほど。待ち時間は、短くても1時間はかかります。
診察がある日は、朝から病院に行って、帰ってくるのは昼前。まる半日かかるイメージでした。
送迎は大変でした。それでも通っていたのは、主治医の先生が循環器内科の部長先生だったからです。
この先生に診てもらえることがいいことなんだ、という気持ちがありました。できるだけこの先生に診てもらいたい、と思っていたんです。
今|10時から12時の枠で、家で待つ
今は月に2回、10時から12時の診察枠で自宅待機しています。
だいたい10時に近い時間に来てくれます。遅れるときは連絡をくれるので、そこは助かっています。
来てくれるのは、医師と看護師の2人。やることはこんな感じです。
- 血圧・体温の測定
- 医師の聴診、触診
- 薬の処方
- 採血は毎回ではなく、半年に1回くらい。必要なときは別です
一度、祖母が風邪をひいたときは、採血や検査を頻回にしてもらいました。
必要なときはちゃんと調べてくれます。
ただし、病院と同じ検査がすべて自宅でできるわけではありません。自宅でできる検査や、病院を受診したほうがいい場合の対応は、医療機関によって違います。
病院と違うと感じたこと
困っていることを聞いてくれる
病院は、さんざん待つ割に、診察は「見ているのかな?」と思うくらい短く終わることがありました。
訪問診療の先生は、何か困っていることはないか聞いてくれます。
最近は変わりないので「変わりないです」で終わることが多いですが、聞いてもらえるだけで違うなと思います。
月2回だから、変化に気づいてもらえる
この夏、祖母の血圧が低くなりました。
それで血圧の薬の量を減らしてもらいました。
3ヶ月に1回の通院だったら、たぶん気づくのが遅れていたと思います。
月2回だと、変化をしっかり見てくれる感じがあります。
先生は毎回違う
ここは通院と大きく違うところです。訪問診療の先生は、毎回違う先生が来ます。
「主治医」という感じではありません。
いろいろ話してくれる先生もいれば、淡白な先生もいます。個性はあります。
でも、困ってはいません。記録はちゃんと共有されているので、話が通じないということはないです。
「あの部長先生に診てもらいたい」と思っていた頃の私に言うなら、「そこはあまりこだわるところではないよ」と言いたいです。
費用|わが家は月598円です
わが家の訪問診療の費用は、月598円です。医療費そのものは0円です。
内訳を説明すると、訪問診療の請求は2つに分かれています。
- 医療の部分(診察や薬)=医療保険。わが家は自治体の医療費助成の対象になっているので0円です
- 居宅療養管理指導=介護保険。お医者さんがケアマネさんに情報を提供する分です。1割負担で598円
医療費が0円なのは、身体障害者手帳を持っていることで、お住まいの自治体が行っている障害者医療費助成(「重度障害者医療費助成」など、名称は自治体によって違います)の対象になっているからです。
手帳があれば、誰でも医療費が無料になるわけではありません。対象になる等級や所得の条件、自己負担の有無は市区町村ごとに異なるので、障害福祉の担当窓口で確認してみてください。
▶身体障害者手帳で変わったこと|わが家は医療費・NHK・自動車税が0円に
▶在宅介護は月いくら?要介護4の祖母の実際にかかった介護費用
正直に言うと、月2回は多いです
いいことばかり書いてきましたが、ひとつだけ本音を。
今は一番下の子が1歳を超えて、動きたい盛りです。靴を履いてお散歩をしたい子どもに我慢をさせて、月に2回、10時に家にいなければいけない。これが地味にストレスです。
しかも、うちは通院が祖母だけではありません。
- 真ん中の子は舌下免疫療法で、1ヶ月に1回の通院
- 末っ子は2週間に1回の通院
- そこに祖母の訪問診療が月2回
予定が埋まっていきます。
祖母の状態は落ち着いているので、1ヶ月に1回にしてもらえないか相談してみようと思っています。
訪問の回数は、状態に応じて相談できるものだと思っています。「決められた回数だから」と我慢しなくてもいいはずです。
まとめ
- 通院は半日仕事だった。訪問診療は家で待つだけ
- 困っていることを聞いてもらえる。変化にも気づいてもらえる
- 先生は毎回違うけれど、困ってはいない
- わが家の費用は月598円(医療費は障害者手帳で0円)
- ただし訪問の日は家にいる必要がある。回数は相談していいと思う
通院の付き添いがしんどくなってきたなと思ったら、ケアマネさんや今の主治医に相談してみてください。
わが家は、もっと早く切り替えればよかったと思っています。

