今、末っ子の授乳をしていると、
思い出すことがあります。
第一子を授乳しながら、祖母と話していた日のことです。
その日は、祖母の調子がよかった
いつもは会話がかみ合わなかったり、
さっき話したことをもう忘れていたりする。
でもその日は、ちゃんと言葉が行き来していた。
私が授乳していると、祖母がふと言った。
「おっぱい出るのか?いいなぁ」
いつもそう言うな、と思いながら聞いていたら、
その日はその続きがあった。
祖母が、自分の話をしてくれた
祖母は、自分が授乳していたころの話をしてくれた。
「私は片方しか出なくてな、苦労したんだよ。」と。
特別な話じゃないかもしれない。
でも、そういう話を、普通にできた。
「ちゃんと話せたな」って思えた日だった。
こういう時間は、長くは続かない
次の瞬間にまた、同じことが繰り返される時間に戻っていた。
それが介護の日常だと、分かっていても。
それでも、あの会話は今も覚えている。
ばあちゃんとの生活は、全部が全部しんどいことじゃない。
同じように介護をしていて、しんどいことの方が多いと感じている方へ。
それでも、こういう日がある。
そのことを、伝えたくて書きました。
しんどかった時期のことは、こちらにも書いています。
▶ 動ける認知症が一番つらかった|在宅介護でしんどかった時期の話

