わが家のデイサービスは、私が選んだものではありません。
もともと祖父がずっと通っていた場所です。祖父が亡くなったのは私が中学生のころで、そのあと祖母も同じところへ通いはじめたそうです。
だから祖母も、もう何十年と通っていることになります。
私と同居する前から、祖母は週5回そこに通っていました。
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同居のとき、「変えない」を選んだ
祖母の家を建て替えることになったとき、その間どうするかを考えました。
ショートステイを使う案もありました。
でも、住む場所もデイも奪ったら、混乱させてしまうかもしれないと思ったんです。
それで、当時住んでいたアパートでの同居を選びました。デイサービスは同じところを継続。
祖母にとっては、たぶん正解でした。
でも、正直に書くと、介護する側としてはとてもつらかったです。アパートで、慣れない同居が始まったので。
それでも、あのとき変えなくてよかったと思っています。
デイサービスは「選ぶもの」だと思われがちですが、すでに通っている場所があるなら、変えないのもひとつの選択です。
祖母にとってのデイサービス
祖母は、デイを嫌がることはありません。
ただ、本人は「楽しくはない。」と言っていました。
楽しい場所というより、なんとなく行かないといけない場所、という感じになっていそうです。
疲れているのかなという日は「まぁ今日はいいわ」と言うこともあります。
そんなときは「きっと楽しいから行ってこやぁ」と言うと、しぶしぶ行ってくれます。
週5日、入浴は週3回
今も週5日、そのうち3回は入浴つきでお願いしています。
入浴が週3回あるのは、本当に助かっています。
自宅でお風呂に入れるのは、正直こわくて無理です。浴室は滑るのでなにかあったときに支えきれません。
費用は、利用する日数によって違うので月ごとに違いますが、だいたい3万円前後です。
▶在宅介護は月いくら?要介護4の祖母の実際にかかった介護費用
デイに行っている間、私は何をしているか
この7年で、いろいろなパターンがありました。
- 働いていた頃:9時から15時までがっつり仕事の時間でした
- 今:子どもとの時間、家事や買い物の時間です
デイの時間があるから働けていたし、今は下の子とゆっくり過ごせています。
▶ダブルケア家庭の1日スケジュール|子ども3人と要介護4の祖母がいる暮らし
▶介護・育児と仕事の両立|3人目出産前まで働いていた頃の1日
融通をきかせてもらえるのがありがたい
今のデイは、送迎の時間をすごく融通してくれます。
- 働いていた頃は、一番最初に迎えに来てもらって、最後に送ってもらうようにしてもらっていました
- 今は、習い事のある曜日は「このくらいの時間に送ってほしい」と相談させてもらっています
送迎の時間は決まっているものだと思っていましたが、相談できるんだと知りました。
ここは遠慮せずに聞いてみていいところだと思います。
ただ、いつでも希望どおりになるわけではありません。
改装工事の関係で送迎の時間が遅くなったことがあって、ギリギリで成り立っていた予定が、それで一気に崩れました。
育休から復帰せずに退職を決めた理由のひとつは、それです。
デイサービスに支えられて働けていたのも本当だし、その時間がずれただけで働けなくなったのも本当です。
そのときのことはこちらに書いています。
▶ダブルケアで看護師を辞めた理由|できるかもしれない、けど頑張りすぎない選択をした
言えなかったこと、2つ
正直に書いておきたいことが2つあります。どちらも、デイの人にちゃんと言えなかった話です。
尻もちを隠してしまった
祖母がまだ動けていた頃、家で尻もちをついたことがありました。
それを、私はデイに伝えませんでした。
その日、デイから「痛そうにしていて」と言われました。
私は「なんででしょうねー」と答えました。
なんであのとき、ちゃんと本当のことを言えなかったんだろう、と今も思います。
ちゃんと見ていられなかった自分を、責められたくない——そんな気持ちが働いていたのかもしれません。
ガーゼのことを言えなかった
もうひとつは逆のパターンです。
祖母におむつかぶれができて、陰部に5mmくらいの皮膚のめくれがあったときのこと。
デイから帰ってきたら、そこにガーゼが貼ってありました。「ガーゼを貼っておきました」と。
でも、おむつの中にガーゼを貼ると、排尿のたびにガーゼまで濡れます。
祖母の場合は、尿を含んだガーゼが長く皮膚に触れて、「おしっこの湿布」みたいな状態になり、かえって悪化してしまいました。
それも、言えませんでした。
良かれと思ってやってくれたことに「それは違うでしょう」と言うのは、今後の付き合いを考えると言いにくい。
私のダメなところだと思います。
▶介護のおむつが夜漏れる原因と対策|朝まで持つ「じゃばら折り」の当て方【看護師解説】
でも、伝えたほうが信頼関係はできる
2つとも、隠したり黙ったりしたことで、いいことは何もありませんでした。
いつもと違うちょっとした出来事は、伝えることでデイの人とも信頼関係ができると思います。
責められるかも、と思ってしまうけれど、たぶんそんなことはないんです。
玄関の受け渡しでやっていること
基本的にはいつも同じですが、気づいたことは伝えるようにしています。
- 「なんとなくぼーっとしている」
- 「下痢が出ていた」
- 「ちょっと咳がある」
あとは「子どもが熱を出した」という情報も伝えます。感染のこともあるので。
それと、地味なコツをひとつ。
チャイムが鳴ってから動きはじめると、バタバタします。
今は末っ子(1歳)がチャイムに反応して「ママ抱っこ」になってしまうので、余裕をもって祖母を車椅子で玄関まで移動させて、玄関で待っていてもらうようにしています。
これだけで朝の慌ただしさがかなり減りました。
まとめ
- デイは「選ぶもの」だけど、すでに通っている場所を変えないのも選択のひとつ
- 祖母の場合は、住む場所とデイを一度に変えなくてよかったと思っている
- 入浴があるのは本当に助かる。自宅の風呂は無理だった
- 送迎の時間は相談できる。遠慮しなくていい。ただ、変わるときは生活ごと変わる
- 気になることは玄関で伝える。でも言いにくいこともある
デイサービスは、介護する側の生活を支えてくれる場所でもあります。
わが家は、この週5日があるから7年続けてこられました。

