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福祉用具レンタルは月いくらで借りれる?車椅子要介護4の祖母

福祉用具レンタル 介護のお金・制度
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介護ベッドも、車椅子も、スロープも——わが家は、ひとつも買っていません。全部レンタルです。

「介護用品って、揃えるのに何十万かかるんだろう」と不安な方へ。要介護4の祖母を在宅介護しているわが家の、ある月のレンタル明細をそのまま公開します。

祖母の在宅介護は、第一子が生まれた2019年から。いまは子ども3人を育てながら続けています(要介護1→現在は要介護4)。看護師として、2013年から2026年3月まで総合病院で働いていました。この記事は、その体験をもとに書いています。
プロフィール

わが家がレンタルしているもの|月3,640円

介護保険の「福祉用具貸与」を使っています。金額は1割負担後の、実際に払っている額です。

品目内容月額(1割負担)
車椅子介助式(アームレスト跳ね上げ・フットレスト開閉)600円
車椅子の付属品脚を上げられるオプション、車椅子用クッション300円
介護ベッド(特殊寝台)ポジショニング機能つき900円
ベッドの付属品サイドレール2本、起き上がり用グリップ240円
体位変換器自動で体位変換してくれるマット450円(半月分)
スロープ 2本玄関用(長さ違いで2本)1,150円

この月の合計は3,640円。体位変換器を月の途中から借り始めたので半月分になっていて、まるまる1ヶ月なら4,000円ほどです。

ベッド、車椅子、スロープ、自動体位変換マットまで揃えて、月4,000円。全部買ったら何十万円という装備です。

レンタルの良さ①:状態に合わせて交換できる

祖母の車椅子は、前は軽量タイプでした。でも今は、アームレストが跳ね上がって、フットレストが開くタイプに替えています。移乗(ベッドと車椅子の乗り移り)がしやすいからです。

介護をしていると、本人の状態(ADL)はどんどん変わります。歩けていた人が車椅子になり、座れていた人が寝たきりになる。レンタルなら、そのたびにケアマネさんに相談して、今の状態に合う道具に交換できます。買っていたら、こうはいきません。

マットレスをエアマットに替えたときの話はこちらに書いています。
脳梗塞後にエアマットに替えた話|背中の赤みが消えた【介護保険レンタル】

レンタルの良さ②:介護が終わったら、返せる

介護は、いつまで続くか分かりません。そして、いつか必ず終わります。

そのとき、買った介護ベッドは大きな遺品になります。処分にもお金と労力がかかる。レンタルなら、返すだけです。

先がわからないことだから、持たない。わが家がレンタルを選んでいる、いちばんの理由です。

借りる流れ|ケアマネさんに相談するだけ

手続きは難しくありません。ケアマネさんに「こういうことで困っている」と相談すると、ケアプランに組み込んで、福祉用具の業者さんにつないでくれます。搬入も設置も業者さんがやってくれます。

なお、借りられる品目は要介護度によって変わります。介護ベッドなどは原則として要介護2以上が対象です(状態によっては例外もあるので、ケアマネさんに相談してください)。

レンタルできないもの=買うもの

わが家が買ったものは2つあります。

ひとつはポータブルトイレ。「これはレンタルはないんです」と言われました。トイレやお風呂用品のような、直接肌に触れるものは衛生上レンタルできない決まりで、購入の対象になっています。

そして、ここで正直な告白を。購入対象の福祉用具には「特定福祉用具購入費」という補助があって、年間10万円までの購入費が1〜3割負担で済みます。……私はこの制度を知らずに、自費で買いました。この記事を書いていて知りました。これから買う方は、必ず先にケアマネさんに相談してください。指定の販売業者で買うことが条件なので、先に聞かないと私みたいになります。

購入の対象になるのは、こんなものです。

  • 腰掛便座(ポータブルトイレ、補高便座など)
  • 入浴補助用具(シャワーチェア、浴槽用手すり、バスボード、浴室内すのこ、入浴用介助ベルトなど)
  • 簡易浴槽
  • 自動排泄処理装置の交換部品、移動用リフトのつり具

もうひとつはクッション類。これは普通に自費で買って、姿勢の調整(ポジショニング)に使っています。
在宅介護のクッションの当て方|褥瘡・拘縮・浮腫を防ぐポジショニング【看護師解説】

赤ちゃんの柔肌のようなさわり心地のクッション

まとめ

  • ベッド・車椅子・スロープ・体位変換マットまで借りて、月4,000円ほど(1割負担)
  • 状態が変わったら交換できるのが、レンタル最大の強み
  • 介護が終わったら返せる。「先がわからないことだから、持たない」
  • ポータブルトイレなど肌に触れるものは購入対象。年間10万円までの補助があるので、買う前にケアマネさんへ(私は知らずに自費で買いました)

※金額はわが家の例(1割負担・2026年時点)です。品目や単価は業者・地域・要介護度によって変わります。詳しくはケアマネジャーさんに確認してください。

毎月の介護費用の全体像はこちら。
在宅介護は月いくら?要介護4の祖母の実際にかかった介護費用

制度情報について

この記事の制度情報は2026年8月時点のものです。

レンタルできる品目は要介護度によって制限があり、料金は事業所ごとに異なります。実際の自己負担額は、負担割合(1~3割)と区分支給限度額の範囲によっても変わります。ご自身のケースで利用できるかどうかは、担当のケアマネジャーにご相談ください。