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解体前の家の片付けに100万円|不用品処分を1社で即決した私の失敗

一軒家の不用品処分 100万円払った私が伝えたいこと 終活
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第一子の産休に入ってすぐのこと。

祖母の家を建て替えるため、解体前に家の中を空にする必要がありました。

「自分たちでやれば、少しでも費用を抑えられる」

そう思って、妊娠8ヶ月の体で祖母の家に通い、片付けを始めました。

初夏の、冷房もろくに効かない古い家の中。
毎日ゴミ袋に荷物を詰めて、車で捨てに行く。それでも、終わりはまったく見えませんでした。

解体の日が迫り、どうしても間に合わない。
焦った私は、インターネットで見つけた不用品処分業者1社だけに連絡しました。

そこで提示された金額が、100万円でした。

高いとは思いました。
でも、あと1週間で家の中を空にしなければならず、ほかの業者を探す余裕もありませんでした。

結局、比較することもなく、その場でお願いしました。

私が失敗したと思っているのは、100万円を支払ったことよりも、1社だけの見積もりで決めてしまい、その金額が妥当なのか判断できなかったことです。

これから解体や引っ越しなどで、一軒家の片付けを考えている方に向けて、私の経験と、当時知っておきたかったことをまとめます。


祖母の在宅介護は、第一子が生まれた2019年から。いまは子ども3人を育てながら続けています(要介護1→現在は要介護4)。看護師として、2013年から2026年3月まで総合病院で働いていました。この記事は、その体験をもとに書いています。
プロフィール

なぜ解体前の片付けが必要になったのか

2019年、祖母の家を建て替えて、祖母と同居することを決めました。

解体工事をするには、家の中をすべて空にしなければなりません。
祖母には認知症があったため、何を残して何を処分するのか、家族で一つずつ確認する必要がありました。

「業者に頼むとお金がかかる。少しでも費用を抑えたいから、自分たちでやろう」

そう考えて、自分たちで片付けることにしました。

祖母の家は、5LDKの平屋。
さらに、物置が2つありました。

長年住み続けてきた家なので、家の中にも物置にも、たくさんの物が残されていました。
今思えば、最初から家族だけで片付けられる量ではなかったと思います。


妊娠8ヶ月で一軒家の片付けを始めた

産休に入ってから毎日のように通った

産休に入ったタイミングで、片付けを始めました。
妊娠8ヶ月のころです。

家の中には、長年積み重なった荷物がぎっしり。
タンスの中には、ずっと着ていない服や未使用の肌着、着物などが残っていました。

封の開いていない郵便物や書類もたくさんありました。
大切な書類や通帳が紛れている可能性もあるため、何も確認せずに捨てることはできません。

郵便物を1通ずつ開けて確認し、残す物と捨てる物に分けていきました。

エアコンはあるのですが、古い家なので、つけてもなかなか涼しくなりません。
しゃがみ込んで作業していると、しばらくしてお腹が張ってきます。そのたびに手を止めて休んで、また続ける。その繰り返しでした。

それでも「やるしかない」と思い、毎日のように通っていました。

何度捨てても終わらなかった

荷物をゴミ袋に詰め、車に積んで捨てに行く。
それを何度繰り返しても、家の中はなかなか片付きませんでした。

片付けても片付けても、まだ物が出てきます。

5LDKの平屋に、物置が2つ。
家族だけで、しかも短期間で片付けられる量ではありませんでした。

でも、そのことに気づいたときには、すでに解体の日が迫っていました。


不用品処分業者に頼んだら100万円だった

解体まであと1週間しかなかった

もともとは自分たちで片付けるつもりだったので、不用品処分業者について何も調べていませんでした。
業者の探し方も、料金の目安も分かりません。

それでも解体の日は待ってくれません。
自分たちだけではもう間に合わないと判断し、不用品処分業者にお願いすることにしました。

インターネットで見つけた1社だけに連絡した

時間がなく、かなり焦っていたのだと思います。

インターネットで「不用品回収 業者」と検索し、上の方に出てきた業者へ連絡しました。
複数の業者を調べたり、口コミを確認したりすることはありませんでした。

見積もりを依頼したのも、その1社だけです。

「今なら100万円」と言われ、その場でお願いした

業者には、あと1週間で家の中の荷物を処分しなければならないことを伝えました。

すると、

「本当はこれくらいだけど、今なら100万円でやりますよ」

と言われました。

100万円は高い。
そう思いましたが、断ったら解体に間に合わないかもしれません。

ほかの業者を探して、もう一度見積もりに来てもらう時間もない。
焦っていた私は、そのままお願いしました。

作業自体はスムーズに進み、期日までに家の中を空にしてもらえました。
その点は、本当に助かりました。


一軒家の不用品処分の費用相場と、100万円は高かったのか

費用相場に公的な統計はない

あとになって、一軒家の不用品処分にいくらかかるものなのかを調べました。

ここで先にお伝えしておきたいのですが、不用品回収の費用には、国や自治体が出している公的な統計がありません。
ネット上で「相場」として出てくる金額は、回収業者が自社サイトに載せている料金の目安を集めたものです。

そのうえで、複数の業者が示している目安を並べると、だいたい次のような幅になります。

  • 3LDK:20〜40万円程度
  • 4LDK:35〜50万円程度
  • 5LDK以上:40〜60万円程度
  • 物置や庭まわりが加わる場合:さらに10〜20万円程度

あくまで業者が自社で示している目安なので、この金額どおりになるとは限りません。
それでも、何も知らずに1社の言い値を聞くのと、だいたいの幅を頭に入れてから聞くのとでは、受け取り方がまるで違ったと思います。

金額は部屋数だけでは決まらない

実際の費用は、次のような条件で大きく変わります。

  • 処分する荷物の量や種類
  • 家電や大型家具の有無
  • 作業する人数
  • 必要なトラックの台数
  • 家の前にトラックを止められるか
  • 階段や搬出経路の状況
  • 分別や梱包をどこまで依頼するか
  • 物置や庭の片付けも含まれるか
  • 急ぎの依頼かどうか

100万円は高かったのか

我が家の場合は、5LDKの平屋と物置2つ分の荷物がありました。
一方で、家具や庭木など、そのままでよい物もありました。

先ほどの目安と比べると、100万円は高い部類に入ります。
ただ、「あと1週間で」という急ぎの条件がついていたので、単純に比べられるものでもありません。

高すぎた可能性もありますし、荷物の量と期限を考えれば、それだけかかる内容だった可能性もあります。
1社にしか見積もりを取らなかったため、確かめる方法がありません。

私が後悔しているのは、100万円という金額そのものよりも、比較する材料がないまま決めてしまったことです。


解体前の不用品処分で失敗しないために

私の経験から、これから家の片付けをする方に伝えたいことが5つあります。

1.一軒家の片付けは早めに始める

一軒家の片付けは、想像している以上に時間がかかります。
特に、長年住んでいた家には、家族も把握していない物がたくさん残っています。

認知症のある家族の家を片付ける場合は、大切な書類や通帳などが紛れていることもあります。
何も確認せずに捨てることはできません。

「まだ時間がある」と思っていても、片付けを始めると、あっという間に期限が迫ってきます。

解体や引っ越しの日が決まったら、できるだけ早く荷物の量を確認し、自分たちだけで片付けられるのか考えた方がよいと思います。

2.まずは自治体の処分方法を確認する

家庭から出るごみは、住んでいる市区町村のルールに沿って処分する必要があります。

環境省によると、家庭ごみの収集には、市区町村の一般廃棄物処理業の許可、または市区町村からの委託が必要です。
産業廃棄物処理業や古物商の許可だけでは、家庭ごみを収集するための許可にはなりません。

処分方法が分からない場合は、まず自治体へ問い合わせると安心です。

参考:廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください|環境省

3.複数社から見積もりを取る

時間に余裕があるうちに、複数社から見積もりを取って比較します。
金額だけでなく、次の点も確認しておくことが大切です。

  • どこまでの作業が料金に含まれているか
  • 分別や梱包もしてもらえるか
  • 家電や大型家具の処分費用
  • 追加料金が発生する条件
  • 買取できる物があるか
  • 回収した物をどのように処理するのか
  • お住まいの市区町村での家庭ごみの扱い(許可や委託の有無)
  • キャンセル料が発生する時期
  • 支払いのタイミング

口頭で金額を聞くだけではなく、できれば作業内容と料金が分かる見積書を出してもらいます。

4.見積もり後の追加料金を確認する

2022年6月、消費者庁は、ウェブサイトに「定額パック」「追加費用一切なし」などと表示していた不用品・粗大ごみ回収業者について、注意喚起を行っています。

表示された定額料金だけで済むと思っていたのに、作業後にウェブサイトに書かれていなかった処分費用などを請求された、という相談が多数寄せられていたためです。

表示されている料金だけで判断せず、何が料金に含まれているのかを確認することが大切です。

参考:不用品・粗大ごみ回収サービスに関する注意喚起|消費者庁

見積もりを取るときは、

「この金額から追加料金が発生する可能性はありますか」
「追加料金が発生するのは、どのような場合ですか」

と確認しておくとよいと思います。

5.「今だけ」と言われても、その場で即決しない

「今なら安くできる」
「今日中に決めてほしい」

そう言われると、今すぐ契約しなければ損をするような気持ちになります。
私も、解体の日が迫っていたこともあり、その場で決めてしまいました。

急いでいるときほど、一度立ち止まることが大切です。
家族に相談したり、ほかの業者にも連絡したりして、比較してから決めることをおすすめします。

もし不用品回収業者との契約や料金で困った場合は、消費者ホットライン「188」に相談できます。

参考:消費者ホットライン|消費者庁


見積もり候補のひとつとして

私が利用した業者ではありませんが、株式会社クオーレでは、少量の不用品から家一軒分の片付けまで、見積もりを依頼できます。

ただし、この記事で書いたとおり、1社だけで即決するのはおすすめしません。
まず自治体の処分方法を確認したうえで、比較する1社目として検討してみてください。

依頼前には、対応エリア・回収方法・料金の内訳・追加料金が発生する条件に加えて、お住まいの市区町村で家庭ごみをどのように扱うのか(許可や委託の有無、回収後にどう処理されるのか)も必ず確認してください。


まとめ

解体前の一軒家の片付けで、私が後悔していることをまとめます。

  • 一軒家の片付けには想像以上に時間がかかる
  • 解体や引っ越しの日が決まったら早めに動く
  • まず自治体の処分方法を確認する
  • 業者に依頼するときは複数社から見積もりを取る
  • 料金だけでなく、作業内容や追加料金の条件も確認する
  • 急かされても、その場で即決しない

私は、妊娠8ヶ月のときに毎日のように祖母の家へ通い、自分たちで片付けようとしました。
それでも間に合わず、最後は業者へ100万円を支払いました。

作業そのものはスムーズで、解体には間に合いました。
ただ、1社にしか見積もりを取らなかったため、その100万円が妥当だったのか、今でも分かりません。

もう少し早く業者を探し、複数社から見積もりを取っていれば、納得したうえで決められたと思います。

費用を抑えようと頑張りすぎた結果、時間がなくなり、比較する余裕までなくなってしまいました。

これから一軒家の片付けをする方には、私と同じように焦った状態で決めてほしくありません。
まだ大丈夫だと思っているうちに、少しずつ準備を始めてみてください。

この記事の情報について

掲載している内容は2026年8月時点のものです。家庭ごみの出し方や粗大ごみの受け入れ条件は、市区町村ごとに異なります。実際の処分方法は、お住まいの自治体の窓口でご確認ください。

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