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高齢者の耳が遠いのは耳垢が原因かも|耳鼻科でごっそり取れた話と認知症リスク

耳が遠いのではなく耳垢が詰まっただけだった 健康・医療
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ばあちゃんに話しかけても返事がない。
テレビの音をどんどん上げていく。

「歳をとって耳が遠くなったんだな」

そう思って、ずっと放っていました。

しかしあるきっかけで耳鼻科へ連れて行くと、予想のはるか上をいく量の耳垢が出てきたのです。

耳が遠かったのではなく、耳垢が詰まっていただけでした。

在宅介護をしている方に向けて、同じことに気づいてほしくて、この記事を書きます。


この記事は、わが家で実際に受けた治療や、試してみたことの記録です。看護師として、2013年から2026年3月まで総合病院で働いていました。
プロフィール

耳が遠いと思っていたら耳垢が原因だった

気づいたきっかけ

同居してから、ばあちゃんのテレビの音量がどんどん上がっていきました。

こちらが話しかけても聞こえていないことが多く、「歳だから仕方ない」と思っていました。

転機になったのは、子どもを耳鼻科に連れていったとき。
耳垢がたまっていると言われてびっくり。

そこではじめて「ばあちゃんの耳垢、確認したことあったっけ?」と思いました。

正直に言うと、一度も確認したことがありませんでした。

(看護師なのに…全く気が付きませんでした。)

耳鼻科に連れていったら…

恐る恐る耳鼻科に連れていくと、先生が処置をはじめてすぐに言われました。

「これは…すごいですね」

耳栓をしているレベルの耳垢が詰まっていました。

スポンと大きい栓がとれて、見ていて気持ちがいいくらいでした。
(あの量の耳垢は今後見ることはないでしょう。笑)

耳垢栓塞(じこうせんそく)と呼ばれる状態で、耳垢が硬くなって耳の中をふさいでいました。

処置後は別人のようによく聞こえるように。
テレビの音量は以前より格段に下がり、会話も少しずつしやすくなりました。
多少の難聴は残っているものの、当初と比べると雲泥の差でした。

耳垢と難聴・認知症の関係

実は、耳垢が難聴だけでなく認知機能にも影響することが研究で明らかになっています。

在宅介護をしていると、耳のケアはついつい後回しになりがちです。
でも耳垢が原因で聞こえが悪くなり、それが認知機能にも影響しているとしたら、放っておくわけにはいきません。


高齢者の耳掃除は自分でやるのが難しい

高齢者の耳掃除を自宅でやろうとすると、なかなか難しいのが現実です。

認知症がある場合は、じっとしていられなかったり、痛みを訴えたりすることもあります。
耳垢が硬くなっていると綿棒ではとれないことも多く、無理に取ろうとすると外耳炎になるリスクもあります。

実際、私が祖母の耳掃除をしていると、「痛い」と怒られることがあります。

それに、在宅介護をしながら毎日のケアをこなしている中で、
耳の掃除まで手が回りません。

だからこそ、定期的に耳鼻科に行くのがおすすめです。

耳鼻科では専用の器具を使って安全に耳垢を取り除いてもらえます。

痛みもほとんどなく、数分で終わります。「何ヶ月に一度行けばいいか」は個人差がありますが、半年に一度を目安に連れていくと安心です。


家での耳掃除で、やってはいけないこと

  • 綿棒で奥まで掃除しない:耳垢を奥に押し込んで、かえって詰まらせてしまいます
  • 硬い耳かきで無理に取らない:高齢者の耳の皮膚は薄く、傷や外耳炎のもとになります
  • 取れない耳垢は耳鼻科へ:固まった耳垢(耳垢栓塞)の除去は保険がききます。数ヶ月に1回、耳鼻科でチェックしてもらうのが一番安全です

それでも聞こえが気になるなら集音器という選択肢

耳垢を取り除いても、加齢による難聴が残ることがあります。

難聴が気になる場合、まずは耳鼻科で聴力検査を受けることをおすすめします。

その上で、日常生活をより快適にするための道具として「補聴器」や「集音器」という選択肢があります。

とってもおしゃれな集音器を見つけました。
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ちなみに、聴力の低下が大きい場合は、聴覚の障害者手帳の対象になって、補聴器の購入に公的な補助が出ることがあります。手帳については、こちらに詳しく書いています。
身体障害者手帳で変わったこと|わが家は医療費・NHK・自動車税が0円に


まとめ

「耳が遠い」と思ったら、まず耳垢を疑ってみてください。

・耳垢がたまると聴力が低下し、認知機能にも影響する
・高齢者の耳掃除は自宅では難しいので耳鼻科へ
・半年に一度を目安に定期的に診てもらうと安心
・難聴が残る場合は「補聴器」や「集音器」という選択肢もある

在宅介護をしていると、目の前のことで手一杯になりがちです。
でも耳のケアをすることで、本人だけでなく、介護者のストレスも軽減することができるかもしれません。

ぜひ一度、耳の状態を確認してみてください。

このケアについて

この記事はわが家で実際にあったことです。聞こえにくさの原因は耳垓だけとは限りません。

高齢者の耳掃除を家庭で無理に行うと、外耳道や鼓膜を傷つけることがあります。耳だれや痛みがあるとき、奥に見えるときは、自宅で取ろうとせず耳鼻科を受診してください。

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