先日、舌下免疫療法の初回内服をしてきました。
舌下免疫療法をはじめるきっかけの話▶
子どものアレルギーに舌下免疫療法をはじめます|きっかけはキウイを食べていないのに目が腫れた日
始める前はどんな流れなんだろう、費用はどのくらいかかるんだろうと気になっていたので、我が家の体験をそのままお伝えします。
費用について
舌下免疫療法は、5歳から保険適用になります。
子ども医療費助成のおかげで、薬代などの実質負担はほぼゼロでスタートできました。
ただ、保育園に「これからアレルギーの治療を始める」と伝えたところ、書類の提出を求められました。
その書類を医師に記載してもらうための文書料(2000円)は別途かかりました。
診察代、薬代の負担がないのはとてもありがたかったです。
舌下免疫療法の始まるまでの流れ
血液検査(アレルギーチェック)
指先(親指)に小さな針を刺して、数滴の血液を採取するだけで、たくさんの項目のアレルギーを一度に調べることができました。
通常は30分で結果が出るそうですが、診察時間ギリギリに受診したため、結果は次回に持ち越しに。
アレルギーの内服薬を処方してもらいました。
結果説明

ダニ・スギをはじめ、
ネコ、ヒノキ、トマト、キウイなどさまざまなアレルゲンに反応が出ていました。
ダニとスギに関しては、検査値が振り切れてオーバーするほど。
先生から舌下免疫療法を勧められました。
舌下免疫療法のメリット・デメリット
先生から説明を受け、自分でも調べた内容をまとめます。
メリット
体質そのものを変えられるかもしれない くしゃみや鼻水を抑える薬は、あくまで症状を和らげるものです。舌下免疫療法は、アレルギーが起こりにくい体質に根本から変えていくことを目指す治療法です。効果には個人差がありますが、約80%の方に症状の改善が見られると言われています。
注射じゃないから子どもへの負担が少ない 舌の下に錠剤を置いて溶かすだけ。痛みはありません。初回、増量後初回の2回は病院で行いますが、それ以外は自宅でできます。
眠気が出ない 抗アレルギー薬は眠気の副作用が出ることがありますが、舌下免疫療法にはその心配がありません。
将来の喘息リスクを下げる効果も 近年の研究では、舌下免疫療法を続けることで喘息が新たに発症するリスクが約36%減るという報告もあります。アレルギーマーチ(アレルギー疾患が次々と現れること)の予防にもつながる可能性があります。
デメリット
3〜5年、毎日続けなければならない 途中でやめてしまうと効果が中途半端になります。1ヶ月以上中断すると、最初からやり直しになることも。長く続ける覚悟が必要です。
副作用が出ることがある 口や喉のかゆみ・腫れた感じ、耳のかゆみ、喉の違和感などが出ることがあります。多くは飲んで30分以内に起こり、自然に治まります。1〜2ヶ月経つと気にならなくなることが多いそうです。まれにアナフィラキシーが起こることもあるため、初回は必ず病院で行います。
体調が悪い日は飲めない 風邪のとき、口内炎があるとき、歯が抜けたとき(乳歯も含む)などはお休みが必要です。
使う薬(ミティキュア)について

ダニの舌下免疫療法で使う薬は「ミティキュア」です。
スギには「シダキュア」という薬がありますが、我が家がかかっている病院では現在入荷待ちの状態。
スギとダニを同時に始めることはできないため(副作用が出たときにどちらが原因か分からなくなるため)、まずダニから始めることになりました。
シダキュアの予約は入れていて、入荷でき次第スタートする予定です。
ミティキュアには2種類の量があります。
- ミティキュア ダニ舌下錠3300JAU(低用量)黄色ラベル→ 最初の1週間
- ミティキュア ダニ舌下錠10000JAU(増量)ピンクラベル→ 2週目以降
最初の1週間は低用量で体を慣らし、その後増量して5年間続けていきます。
初回内服|当日の流れ

内服前の診察
まず耳・鼻・口の中を確認してもらいました。
いよいよ舌下に
舌の下にお薬を置いて、1分間そのまま保持。
つばも飲み込まずにじっとしている必要があります。
前回の受診後に口頭で説明しただけでしたが、ちゃんと理解してくれました。
ラムネで練習するよう言われていたのですが、実際にはやらないまま来てしまって…
それでも本番はうまくできました。
子ども曰く、「味はなかった。」そうです。
1分後に飲み込んで、そこから5分間は飲食・飲水禁止。
30分の院内待機
5分経過した後、待合室へ移動して、30分様子を見ます。
「なんともない?」と声をかけると、「喉が痛い」と。
看護師さんにすぐ報告すると、「水分を摂っていいですよ」と言われました。
「アレルゲンを体の中に入れているので、喉や耳の痛みを訴える方はたまにいます」
とのことでした。
確かに、キウイを食べたあとと同じ感じがすると本人も言っていました。
水を飲んだら少し楽になったようで、
「ちょっとまだ痛い」とは言っていたものの、気になるほどではなさそうでした。
30分後、医師による診察
特に問題なしとのことで、終了。
喉が痛くなったとのことで、
先生から、「1分含んだあとは、つばを出してもいいですよ。」
と言われました。
「1ヶ月は何かあるかもしれないので午前中に飲ませてください」と言われ、
何かあったときのために先生の携帯番号も教えてもらいました。
また、「舌下免疫療法を行っています」と書かれたカードをもらいました。
緊急時などに治療内容を伝えるためのものです。

7日間、ミティキュア3,300JAUを服用して、
来週、ミティキュア10,000JAUに量を増やして続けていく予定です。
保育園への報告
初回内服後、そのまま保育園に行ったので、そのときに保育園の先生へ報告しました。
- 今日から舌下免疫療法を始めたこと
- アナフィラキシーの症状が見られたら教えてほしいこと
- 今、喉の違和感があること
園に行くときの車の中でも「ちょっと痛い」と言っていましたが、
園から帰るころにはすっかりなくなっていました。
よくある質問
Q. 飲み忘れたらどうする?
1日1回が基本なので、その日のうちに気づいたらそのとき飲めばOKです。1日飲み忘れてしまった場合は、その日はパスして翌日からいつも通り続けましょう。2錠まとめて飲むのはNGです。
Q. 風邪を引いたら?
体調が悪いときは無理に飲まなくて大丈夫です。体調が落ち着いてから再開しましょう。週に1〜2回程度の飲み忘れや数日のお休みなら、効果への影響はほとんどないと言われています。
Q. 1ヶ月以上あいてしまったら?
長期間中断してしまった場合は、残っているお薬を自己判断で飲み直さず、受診して先生に相談してください。中断期間が長いと、再開時にアナフィラキシーが起こるリスクがあるため、低用量(3300JAU)から再スタートになることがあります。
Q. 薬が少しずつ余っていくけど、どうする?
飲み忘れや体調不良などで、だんだん余っていきます。余ってきたら、受診のタイミングを少しずつずらしていけば問題ありません。毎月きっかり来院しなくても大丈夫です。
Q. 飲んだあとすぐに飲み込んでしまったら?
1分間保持できなかった場合でも、追加でもう1錠飲むのはNGです。翌日からいつも通り続けましょう。
Q. 寝る前に飲んでもいい?
推奨されていません。アレルゲンを含むお薬のため、万が一副作用が出たときに対応できるよう、日中(特に午前中)の服用が勧められています。
Q. 運動や入浴は?
服用前後の2時間は、激しい運動・入浴・飲酒(保護者の方)は控えてください。血行がよくなると副作用が出やすくなります。
Q. 他の薬と一緒に飲んでいいの?
鼻スプレーや目薬などのステロイド外用薬は併用OKです。ただし、ステロイドの飲み薬は免疫療法の効果を下げるため、常用している場合は治療できないことがあります。他院で新しい薬を処方されるときは、舌下免疫療法中であることを必ず伝えましょう。
まとめ
費用の面では保険と子ども医療費助成のおかげでほとんど負担なく始められました。
初回は「喉が痛い」という症状が出たものの、
30分後には問題なしと判断してもらえ、
無事スタートを切ることができました。
3〜5年という長い道のりですが、
まだ5歳のこれからの人生を考えれば、今がんばる価値はある。
そう信じて続けていきます。
引き続き経過もブログに書いていく予定です。
同じようにお子さんのアレルギーで悩んでいる方の参考になればうれしいです。
※この記事は我が家の体験をもとに書いています。治療の詳細は必ずかかりつけの医師にご相談ください。

