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在宅介護の陰部洗浄|ペットボトルでできるやり方と現実的な頻度

陰部洗浄 介護のケア技術
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ダブルケアをしていると、在宅介護の清潔ケアをすべて満足いくようにはできません。

だから、優先順位をつけます。看護師として考えるなら、基準はひとつ。菌はどこから入ってくるか、です。

この記事では、わが家の陰部洗浄のやり方(ペットボトルでできます)と、現実的な頻度の考え方をまとめます。

祖母の在宅介護は、第一子が生まれた2019年から。いまは子ども3人を育てながら続けています(要介護1→現在は要介護4)。看護師として、2013年から2026年3月まで総合病院で働いていました。この記事は、その体験をもとに書いています。
プロフィール

菌の入り口は「口」と「陰部」、そして傷ついた皮膚

感染症を防ぐ視点で見ると、体の中に菌が入ってくる入り口で一番大きいのは、口と陰部です。あとは、褥瘡(床ずれ)などで傷ついた皮膚。

つまり、清潔ケアの優先順位はここで決まります。口の中と陰部を清潔に保つことが、肺炎や尿路感染を防ぐ、いちばん効率のいいケアです。

口のケアについてはこちらに書きました。
高齢者の口腔ケアのやり方|誤嚥性肺炎を防ぐスポンジブラシの使い方と水分補給【看護師解説】

理想は毎日。でも、毎日は無理

陰部洗浄は、理想を言えば毎日です。でも在宅介護で毎日は、なかなか難しい。

わが家の場合はこうしています。

  • 祖母は週3回、デイサービスで入浴(ここで洗えている)
  • それ以外の日は、オムツ交換のときにおしりふきで拭く
  • デイを休んだ日や、年末年始などの長期休みには、家で陰部洗浄をする
  • 便が多いときも、おしりふきで頑張って拭くより、洗ったほうが早くてきれい

つまり、2〜3日に1回は水で洗い、その他の日はおしり拭きで拭くというイメージです。

身体は多少汚れていてもなんとかなります。でも、大事なところは清潔にしたい。メリハリをつけて、続けられる形にするのがわが家のやり方です。

家でやる陰部洗浄のやり方|ペットボトルでできる

特別な道具は要りません。わが家で使っているのは、ペットボトルの口に付ける園芸用のシャワーキャップです。

シャワーキャップは洗髪のときに使っているのと同じものです。

ペッドボトルは250mlくらいの小さいものが使いやすいです。

  1. お尻の下に、開いたオムツを敷く(使用していたオムツで大丈夫です)
  2. ペットボトルのシャワーで陰部をぬらす
  3. ボディソープで洗う
  4. もう一度シャワーで流す
  5. ティッシュでポンポンと押さえるように水分を取る

これだけです。ベッドの上でできて、後片付けはオムツを丸めて捨てるだけ。

ボディソープは、普段使っているもので十分です。専用のものを買い足す必要はありません。

ひとつだけ気をつけたいのは、洗うとき・拭くときは「前から後ろへ」。尿道に菌が入るのを防ぐためです。

▶シャワーキャップ(3個入)
3個入っているので、陰部洗浄用、洗髪用…と分けて使うこともできます。

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まとめ|「大事なところ」から守る

  • 菌の入り口は、口・陰部・傷ついた皮膚。清潔ケアはここを優先する
  • 陰部洗浄の理想は毎日。でも「入浴日以外はおしりふき+必要な日だけ洗浄」で現実的に回す
  • ペットボトル+園芸用シャワーキャップ+開いたオムツで、ベッドの上でできる
  • 便が多い日は、拭くより洗うほうが早い

清潔ケアの記事は、ほかにも書いています。
高齢者の爪切りは感染対策|目やにの原因が「汚れた爪」だった話
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このケアについて

この記事は看護師としての経験と一般的な知識にもとづく、わが家のやり方です。適した方法や頻度は、その方の状態によって異なります。

皮膚に赤みやただれがある場合、尿の濁りや発熱など感染が疑われる場合は、訪問看護師さんや主治医にご相談ください。