私は正直、お墓のことをほとんど考えたことがありませんでした。
お墓の手入れなどは親族がやってくれていたので、
自分が関わるものという感覚がなかったのです。
祖母の世話はしているけれど、
それとお墓のことは別の話。
それに私は結婚して嫁いだ身だし、
自分が関わることではないと思っていました。
突然回ってきた「檀家の班長」
そんな私に、ある日突然回ってきたのが
お寺の檀家の地区班長でした。
祖母の家を解体して今の家を建て、
祖母も同居しているということで、
我が家に順番が回ってきたようでした。
最初に「来年度班長です」と言われたときは
正直、
何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。
班ってなに?
檀家ってどういう仕組み?
そもそもお墓どこにあるんだっけ?
というレベルです。
班の人の名前を聞いても
「誰?どこの人?」
という感覚でした。
子どもが小さいから無理だと思っていた
当時は子どももまだ小さく、
「できないです」
と伝えました。
ただ、
「そう、言われても困る」
というような反応で、
結局引き受けることになりました。
班長の1年間
幸い、世話役の方はとても優しい方でした。
班の檀家の方を
地図に書いて一つ一つ教えてくださり、
さらに班員の中に
とても親切な近所のおばあちゃんがいて、
その方にいろいろ教えてもらいながら
なんとか1年間班長を務めることができました。
班長をやって初めて知ったこと
班長をやって初めて知ったのが、
さらに上の「世話役」という役割があることでした。
班をまとめる役のようなもので、
数年後にはそれが回ってくるとのこと。
正直、「これは困る」
と思いました。
第3子妊娠と墓じまい
あと数年で世話役が回ってくると悩んでいた頃、
第3子の妊娠が分かりました。
子ども3人。
さらに祖母の世話もある。
この状況で
将来の世話役まで引き受けるのは
どう考えても難しい。
そう思ったとき、
「墓じまいをするタイミングかもしれない」
と思いました。
親族の反応
墓じまいをしたいことを親族に伝えました。
「子ども3人と祖母の世話をしながら
世話役はできない。
もし異議があるなら
世話役をやってください。」
…と、心の中では思いながら伝えました。
すると意外なことに、
親族の反応は
「お任せします」
というものでした。
どうやら、
周りも薄々「いつかは…」と
思っていたようでした。
親族それぞれの反応についてはこちらで詳しくまとめています。
▶墓じまいは揉める?親族の反応と我が家の実例
なぜ私がやるのかと思った
ただ、正直な気持ちを言うと
なぜ私がやるんだろう?
という思いもありました。
私は結婚して家を出ているし、
苗字も変わっています。
親族の中でも
一番遠い立場にいるような気もしました。
それでも
祖父や親族が眠っているお墓。
誰かがやらなければいけないなら、
自分がやるしかないのかなと思い、
墓じまいを進めることにしました。
まず相談したのは葬儀場の相談会
最初に相談したのは、
大手の葬儀場の相談会でした。
そこで初めて
「墓じまいとは何か」
ということを教えてもらいました。
そこでも永代供養はできるとのことでしたが、
紹介された共同墓地は
高速インターチェンジの近く。
立地は良いと言われましたが、
家からは車で30分ほど。
実際に通うことを考えると
少し遠いと感じました。
そのため、
もともとお世話になっているお寺で
永代供養ができないか調べることにしました。
インターネットで調べてみると、
そのお寺でも永代供養をしていることが分かり、
最終的に
そちらでお願いすることになりました。
業者の選び方を詳しくまとめました。
▶墓じまいの業者はどう選ぶ?見積もりで感じたことと我が家の決め手
墓じまいは突然始まる
それまで私は、
お墓のことを、ほとんど考えたことがありませんでした。
ですが、
班長をきっかけに
檀家の仕組みを知り、
将来の負担を考え、
墓じまいを決断しました。
お墓のことは
「いつか考えないといけないこと」
でも
その「いつか」は、意外と突然来るものなのかもしれません。
次の記事はこちら
実際に墓じまいを進めることになり、
完了までには約4か月かかりました。
かかった費用や具体的な流れについてはこちら
▶墓じまいにかかった期間と費用|実際の流れを体験談でまとめました
墓じまいを進めるとき、費用や手続きだけじゃなくて
「これって相続と関係ある?」「遺族への伝え方は?」と次々と疑問が出てきました。
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