産休に入ってすぐのことだった。
祖母の家を建て替えるため、解体前に家の中を空にしなければならなかった。
「自分たちでやれば費用が浮く」
そう思って、妊娠8ヶ月の体で毎日祖母の家に通って片付けを始めた。
初夏の、冷房もろくに効かない古い家の中で。
ゴミ袋を何袋出しても、全然きれいにならなかった。
毎日通って、毎日疲れ果てて帰る。それでも終わりが見えなかった。
解体の期日は迫ってくる。
焦った私は、業者に頼むことにした。
「今なら100万円でやりますよ」
その言葉に、頷いてしまった。
あれは適正価格だったのか。今でも疑問が残っている。おそらく、高すぎたと思う。
今から不用品の処理を考えている方に向けて、同じ失敗をしてほしくなくて、この記事を書きます。
なぜ片付けが必要になったか
7年前、祖母の家を建て替えて、同居することを決めました。
解体工事の前に、家の中を全部空にしなければならない。
祖母は認知症があったので、片付けは家族でやるしかありませんでした。
「業者に頼むとお金がかかる。少しでも費用を抑えたいから自分たちでやろう。」
そう思って、自分たちで片付けることにしました。
祖母の家は5LDKの平屋で、物置も2つありました。
今思えば、プロに頼まなければ到底終わらない量でした。
一軒家5LDKを自分たちで片付けようとした
妊娠8ヶ月で毎日通った
産休に入ったタイミングで片付けを始めた。妊娠8ヶ月のことだった。
古い家には、長年積み重なった荷物がぎっしり詰まっていた。
タンス、食器棚、押し入れの中身、庭の道具…。
どこから手をつければいいかわからないほどの量だった。
封の空いていない書類を1通ずつ確認して、ゴミ袋に詰めた。
大切な書類や通帳も紛れているから神経を使った。
タンスにはずっと昔の着ていない服や、未使用品の肌着、着物もたくさん出てきた。
初夏の古い家は暑くて、妊娠中の体にはきつかった。
それでも「やるしかない」と思って通い続けた。
どうにもならなかった
毎日通って、ゴミ袋に詰めて、車に積んで捨てに行く。
それを繰り返しても、全然終わらなかった。終わる兆しも見えなかった。
5LDKの平屋に物置2つ分の荷物は、素人が妊娠中にやれる量ではなかった。
でも、そのことに気づいたときにはすでに期日が迫っていた。
不用品処分業者に頼んだら100万円だった
期日が迫っていた
解体の期日が迫っていた。
自分たちでは間に合わないと判断して、不用品処分の業者に頼むことにした。
1社だけに連絡してしまった
時間がなく焦っていた。
複数の業者を比較することもなく、最初に連絡した業者に頼むことにした。
インターネットで「不用品回収 業者」と検索して、上に出てきた業者に電話した。
それだけだった。
100万円で依頼した
あと1週間で部屋の荷物を処分しなければいけない。
焦っている事情を伝えた。
「本当はこれくらいだけど、今なら100万円でやりますよ」
高いとは思った。でも期日が迫っている。断る選択肢が思い浮かばず、そのまま依頼した。
作業自体は終わったが、後になって調べると同じような規模の作業でもっと安くやってくれる業者がいくつもあることがわかった。
不用品処分の費用相場と今思うこと
一軒家の不用品処分の費用相場
今回のケースを振り返るために、一軒家の不用品処分の費用相場を調べてみた。
一般的な相場はこのくらいです
- 3LDK:20〜40万円程度
- 4LDK:35〜50万円程度
- 5LDK以上:40〜60万円程度
- 物置・庭周りが加わる場合:さらに10〜20万円程度加算
ただし、荷物の量・物置の有無・立地条件・業者によって金額は大きく変わります。あくまでも目安として参考にしてください。
100万円は高かったのか
家具や庭木はそのままでよく、処分が必要だったのは荷物だけだった。
5LDKの平屋+物置2つという規模を考えると、相場の上限に近い金額ではあるものの、複数社に見積もりを取っていれば40〜60万円程度に抑えられた可能性がある。
期日が迫った状態で、焦って1社だけに連絡して、言われた金額をそのまま払った。
業者からすれば「足元を見られた」状態だったのだと思う。
でも当時の自分にはそれを判断する余裕がなかった。
妊娠8ヶ月で、介護もしながら、期日が迫っている中で冷静に比較検討する気力はなかった。
だからこそ、同じ状況になる前に知っておいてほしいことがある。
解体前の不用品処分で失敗しないために
早めに動くことが一番大事
解体や引越しの期日が決まったら、できるだけ早めに不用品処分の準備を始めることが大切です。
余裕があれば複数社に見積もりを取って比較検討できますが、期日が迫ると判断力が落ちます。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、あっという間に時間はなくなります。
一軒家の片付けは想像以上に時間がかかります。
特に長年荷物が積み重なった家は、素人が短期間で片付けるのはほぼ不可能だと思っておいた方がいいです。
即決しないことが大事
業者から「今なら安くできる」「今日中に決めてほしい」と言われても、
その場で即決しないことが大切です。
焦らせる言葉を使う業者には注意が必要です。
複数社に見積もりを取ってから決断するといいかと思います。
まとめ
解体前の一軒家の片付けと不用品処分で失敗した経験から、伝えたいことをまとめます。
・一軒家の片付けは想像以上に時間がかかる
・不用品処分の費用相場を事前に把握しておく
・期日が決まったら早めに不用品処分業者に連絡する
・複数社から見積もりを取り、即決しない
妊娠中に毎日通って片付けをして、それでも100万円払う羽目になった。
あのとき早めに動いていれば、もっと安く済んでいたかもしれない。
同じ後悔をしてほしくないので、ぜひ参考にしてみてください。

