PR

介護・育児と仕事の両立|3人目出産前まで働いていた頃の1日

介護・子育て・仕事 どうやって両立していたか ダブルケア
記事内に広告が含まれています。

「介護しながら仕事もしてるんですか?すごいですね」

そう言われるたびに、
「すごい」というより「そうするしかなかった」という気持ちになります。

3人目を出産する前まで、育児と介護をしながら看護師として働いていました。
今日は、そのころの実際の1日を公開します。

「自分だけじゃないんだ」と思ってもらえたら、それだけで書いた意味があります。

祖母の在宅介護は、第一子が生まれた2019年から。いまは子ども3人を育てながら続けています(要介護1→現在は要介護4)。看護師として、2013年から2026年3月まで総合病院で働いていました。この記事は、その体験をもとに書いています。
プロフィール

※これは3人目を出産する前の記録です。子どもは未就学児2人、私は外来で9〜15時の勤務でした。
毎日この通りに進むわけではなく、保育園・デイサービス・仕事が予定どおり動いた日のスケジュールです。


当時の家族構成

・未就学の子ども2人(上の子と真ん中の子)

・祖母(要介護4・認知症)

・夫(フルタイム勤務)

・私(時短看護師のちにパートになります・外来勤務・9〜15時)


働いていた頃の1日

6:30 起床

自分の身支度をして、前日の夜に回しておいたドラム型洗濯機から洗濯を取り出して畳む。
子どもたちが起きる前の、唯一ひとりの時間。

7:00 子ども起床

着替えの手伝い、身支度の声かけ、朝食の準備、食べるように声かけ、髪を整える。
上の子と真ん中の子、2人同時進行。
いっぱいいっぱい声かけをしないと動いてくれません…。

7:30 夫が子どもたちを園へ送り出し

園への送迎は夫担当です。車まで乗せて「いってらっしゃーい」と手を振る。
ちょっとホッとする瞬間です。

ここからが介護タイム。
祖母のおむつ交換、車椅子への移乗、朝食の準備・介助、薬を飲んでもらう。

子どもたちの食器の片付けや、パジャマや昨晩洗えなかった洗濯を回す、気になるところの掃除も少しやります。

余裕があれば夜ご飯の下準備もします。
先取りでやらないと回りません。

バタバタしながらも、この時間に全部終わらせる。

8:10 デイサービスのお迎え

車椅子で玄関に待機。
送迎スタッフさんに祖母を引き渡す。
この瞬間、第一ラウンド終了です。

8:15 出勤

デイサービスのお迎えから出勤まで、5分。
やりたいことがあればやりますが、スマホ見たり、ぼーっとする時間です。
あっという間ですね。

職場までは車で15分ほど。
車でテレビの音を聞くことが、貴重で大切な自分の時間です。
職場に着くと、第二ラウンドスタート。ちょっとため息が出てしまう状態です。

9:00〜15:00 勤務

外来での時短勤務。
看護師として患者さんと向き合いながら、頭の片隅では「今日の夕飯どうしよう」「子どもたちは楽しく過ごしているかな」「祖母は調子どうかな」が常にあります。

15:30 帰宅・夕飯の準備

帰宅してすぐ洗濯を畳み、夕飯の下準備。
お風呂がすぐに沸かせるように軽く湯船を洗います。
ここで少しでも進めておかないと、後が大変です。

16:00 園へお迎え

子どもたちを迎えに行く。
「今日どうだった?」と話を聞きながら帰宅。

16:30 祖母帰宅

デイサービスから祖母が戻ってくる。
ここから、子どもと祖母、両方同時進行の時間が始まる。

17:00 夕飯

子どもたちへの食事、祖母への食事介助。
自分は食べているのか食べていないのか。口の中に入れている感覚です。

18:00 お風呂

子どもたちとお風呂に入ります。
その後、祖母をベッドへ戻す。この時間帯が一番バタバタしていました。

そんなこんなしていると、夫が帰宅。
私のマシンガントークを聞いてくれます。笑
帰宅早々に「あれやって、これやって」と言う日も。
(お腹空いているだろうに、ありがとうございます。)

20:00 片付け・寝かしつけ

子どもたちと部屋の片付け、歯磨き、寝室へ移動して絵本。
1日にあったことを子どもたちに聞く時間。

このルーティンがないと(特に上の子は)寝れないようで、大切な時間です。

21:00 就寝

これが理想の流れ。
うまくいかない日の方が多かったけれど、これを目標にしていました。


このスケジュールを回せていた理由

「よくこなせていたね」と自分でも思います。
いくつか理由があります。

デイサービスの時間に、勤務を合わせた

デイサービスの時間に合わせて仕事のスケジュールを組んでいたこと。
祖母がいない時間に出勤して、帰宅に合わせて戻れるよう、外来への異動と時短勤務をお願いしていました。
時短勤務も子どもが3歳までと決まっていたので、後にパートに切り替えました。
時短勤務もフルタイムに戻ることが前提の制度でしたが、事情を考慮してもらいフルタイム復帰せずにパートに切り替えさせてもらいました。

夫に、任せられることは任せた

夫に任せられることは任せていたこと。
最初は働いているし申し訳ないなという気持ちもありましたが、明らかにキャパオーバーを感じてからは意識して頼るようにしています。
園の送り出し、夜のキッチンのリセット、ごみ捨て——少しずつ頼んでいます。

家電と、外のサービスにも頼った

ダブルケアをしていて、手放したことについてまとめています。
ダブルケアが限界だった私が手放してよかったこと6つ|宅配食・洗濯機・ショートステイ

朝と夕方は猫の手も借りたい気持ちになります。
自費の介護サービスがあるということを知っておくと気持ちが楽になります。
24時間365日対応の介護保険外のオーダーメイド介護サービス【イチロウ】


予定がひとつ崩れると、全部が回らなくなった

何かひとつ崩れると、全部が崩れる感覚。
祖母の体調が悪い日、子どもが熱を出した日は、もう全部が狂います。

私は人に頼ることが苦手で自分で抱え込むことが多かったです。
そのため、自分の時間はほとんどありませんでした。
大好きだったドラマも音楽も子どもが産まれてからすっかり見ない・聞かないになりました。


その後、3人目の出産を機に生活が変わりました

ここまで書いたのは、子どもが2人だった頃の一日です。

その後、3人目を出産しました。
祖母が使うデイサービスの送迎時間も変わり、子ども3人の送り迎えと祖母の介護と仕事を、同じ一日に入れることができなくなりました。

育休からの復帰を断念して、2026年3月に退職しました。

退職を決めるまでのことは、別の記事に書いています。
ダブルケアで看護師を辞めた理由|できるかもしれない、けど頑張りすぎない選択をした


仕事を続けてよかった、と思う理由

産前まで働き続けて、よかったと思っています。

辞めたことと、続けてよかったと思っていることは、私の中では矛盾していません。

介護だけになると、世界が狭くなります。
職場に行くことで「介護以外の自分」でいられる時間がありました。

患者さんと話して、スタッフと笑って、それが吐き出し口になっていました。

崩れながら、助けを借りながら、それでも続けていました。

「すごいですね」と言われると、今でもうまく返せません。

自分でも、よく頑張っていたと思います。
ただ、もう一度あの生活に戻りたいかと聞かれたら、すぐには答えられません。

そして、私のがんばりだけで回っていたわけでもありません。
祖母がデイサービスに行けて、職場が事情を汲んでくれて、夫が送りと片付けを引き受けてくれた。
どれもそろっていて、やっと成り立つ一日でした。

そのうちのひとつが変わっただけで、私はもう回せませんでした。


3人目出産後のスケジュールについてもまとめています。
ダブルケア家庭の1日スケジュール|子ども3人と要介護4の祖母がいる暮らし

1ヶ月の介護費用についてまとめました。
在宅介護は月いくら?要介護4の祖母の実際にかかった介護費用